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2023/05/17 13:46

香港前場:ハンセン0.6%安で3日ぶり反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 17日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比110.38ポイント(0.55%)安の19867.87ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が25.84ポイント(0.38%)安の6763.53ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は424億4090万香港ドルとなっている(16日前場は411億9520万香港ドル)。
 内外の景気懸念が重しとなる流れ。米国では4月の小売売上高が前月比で大幅下振れし、主力小売企業の決算も売上高が予想以上に減少した。消費減速の警戒感が強まっている。一方、16日に発表された4月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産が予想を下回るなど、総じて弱い内容。これまでに報告された4月の経済指標に関しても、景気鈍化を示唆する内容が相次いでいる。中国経済持ち直しが遅れていると不安視された。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が根強いほか、主力ネット企業の好決算などが相場を下支えしている。指数は一時プラス圏で推移した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、江蘇省拠点の翰森製薬集団(3692/HK)が4.3%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.5%安、中国ニット衣料最大手申洲国際集団HD(2313/HK)が3.4%安と下げが目立った。申洲国際は米向けに製品を出荷していることもあり、米消費の鈍化が業績に響くと警戒されている。同じく米向け売上が大きい電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)も3.0%安と売られた。碧桂園など不動産関連については、業界見通しの不透明感が引き続き逆風となっている。前日公表された1〜4月の不動産開発投資は6.2%減となり、1〜3月(5.8%減)からマイナス成長が拡大。予想(5.7%減)を上回る減少だった。
 医薬品・医療機器セクターもさえない。上記した翰森製薬のほか、薬明生物技術(2269/HK)が3.1%安、百済神州(6160/HK)が2.8%安、石薬集団(1093/HK)が2.4%安、微創医療科学(853/HK)が6.4%安、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が4.2%安で引けた。
 半面、ネット株の一角は物色される。ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が2.0%高、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が1.5%高、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が1.4%高で前場取引を終えた。百度は昨日引け後、1〜3月期決算を発表。純損益は黒字に転換し、市場予想も上回った。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%安の3283.28ポイントで前場取引を終了した。金融株が安い。医薬品株、エネルギー株、消費関連株、素材株、不動産株、運輸株なども売られた。半面、軍事関連株は高い。公益株、ハイテク株も買われた。



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