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2023/06/01 13:31

香港前場:ハンセン0.8%高で反発、上海総合は0.4%上昇 無料記事

 6月1日前場の香港マーケットは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.20ポイント(0.82%)高の18383.47ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が56.67ポイント(0.92%)高の6220.01ポイントとそろって反発した。売買代金は757億1250万香港ドルにやや拡大している(5月31日前場は527億8290万香港ドル)。
 中国景気の過度な先行き不安が薄れる流れ。取引時間中に公表された5月の財新中国製造業PMI(民間による)は50.9に上向き、2カ月ぶりに景況判断の境目となる50を回復した。前日に発表された中国製造業PMI(国家統計局などによる)が予想を下回り、2カ月連続で節目の50を割り込んでいただけに、ひとまず安堵感が広がっている。また、対米ドルの人民元安進行が一服していることも好材料。5月31日のオンショア(CNY)市場では、2022年11月末以来となる1米ドル=7.1人民元台まで元安が進んでいた(1日は7.09人民元台で推移)。前日の軟調地合いを継いで指数は安くスタートしたものの、程なくプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.4%高、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が5.1%高、Eコマース中国大手の京東集団(9618/HK)が4.5%高と上げが目立った。京東集団については、セール活況の期待が高まっている。同社のネット通販セール「618」は5月31日午後8時(現地時間)にスタートし、開始からわずか10分間で美的、海爾、小米、格力、アップルなど有名ブランドの製品販売数が1億件を突破した。前年同期比で23%増加したという。
 セクター別では、医療機器・医療サービスが高い。コン博医療HD(2216/HK)が5.3%、微創医療科学(853/HK)が4.5%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が3.6%、平安健康医療科技(1833/HK)が5.6%、京東健康(6618/HK)が2.3%ずつ上昇した。
 産金セクターも急伸。中国黄金国際資源(2099/HK)が8.4%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が4.9%高、招金鉱業(1818/HK)が4.3%高、霊宝黄金(3330/HK)が4.0%高で引けた。
 半面、香港不動産セクターは安い。恒基兆業地産(12/HK)が3.8%、信和置業(83/HK)が2.4%、新世界発展(17/HK)が2.0%ずつ下落した。米金融引き締めの長期化観測がくすぶる中、金融政策で米国に追随する香港でも、金利が高止まりすると不安視されている。
 一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%高の3218.42ポイントで前場取引を終了した。エネルギー株が高い。消費関連株、素材株、医薬品株、メディア・娯楽株、軍事関連株、ハイテク株の一角なども買われた。半面、公益株は安い。運輸株、銀行株の一角も売られた。



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