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2023/08/04 13:23

香港前場:ハンセン1.0%高で4日ぶり反発、上海総合は0.5%上昇 無料記事

4日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比191.72ポイント(0.99%)高の19612.59ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が94.63ポイント(1.42%)高の6746.79ポイントとそろって4日ぶりに反発した。売買代金は693億47310万香港ドルに拡大している(3日前場は525億9510万香港ドル)。
 中国の景気支援スタンスが相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁は3日、不動産などの民間企業を金融面で支援するため、資金調達手段を拡大すると述べている。また市場では、「人民銀行は8月中旬にも預金準備率を引き下げる可能性がある」との観測も流れた。中国景気の持ち直し遅れが指摘される中、当局はこのところ各種政策を相次ぎ公表している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が3.6%高、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.2%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.1%高と上げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が高い。上記した龍湖集団のほか、融創中国HD(1918/HK)が3.8%、合景泰富地産HD(1813/HK)が3.0%、百仕達HD(1168/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 中国金融もセクターもしっかり。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が1.8%高、招商銀行(3968/HK)が1.5%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.2%高、中国平安保険(2318/HK)が3.0%高、中信証券(6030/HK)が3.5%高、国聯証券(1456/HK)が2.0%高と値を上げた。
 石油セクターも買われる。大手3社の中国石油化工(386/HK)が2.4%高、中国石油天然気(857/HK)が2.0%高、中国海洋石油(883/HK)が1.6%高、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が1.7%高で引けた。
 レアアース・非鉄関連の銘柄も物色される。希土類製品・耐火材大手の中国稀土HD(769/HK)が3.4%高、非鉄金属・鉱石の五鉱資源(1208/HK)が3.1%高、アルミ製品の中国宏橋集団(1378/HK)が2.1%高と値を上げた。
 一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%高の3295.91ポイントで前場取引を終了した。金融株が高い。ハイテク株、エネルギー株、消費関連株、素材株なども買われた。半面、医薬品株は安い。公益株、運輸株も売られた。


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