/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/07/12 13:43

香港前場:ハンセン1.2%高で3日続伸、上海総合は0.1%下落 無料記事

 12日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比215.34ポイント(1.15%)高の18875.17ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が101.13ポイント(1.61%)高の6396.98ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は472億5780万香港ドルとなっている(11日前場は429億1420万香港ドル)。
 中国金融統計の上振れが好感される流れ。昨日引け後に報告された6月の金融統計では、国内金融機関の新規融資が市場予想以上に前月から急増し、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を上回った。米金利低下もプラス。12日公表される6月の米消費者物価指数(CPI)で上昇ペースの鈍化が見込まれる中、昨夜の米債券市場では、長期債利回りが連日で低下した。もっとも、上値は限定的。米中指標を見極めたいとするスタンスも漂っている。中国では今週13日に6月の貿易統計、週明け17日に第2四半期GDP成長率、6月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産)などが報告される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
 ネット銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.5%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が7.5%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が5.5%高、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が4.3%高と上げが目立っている。
 中国の銀行・保険セクターも高い。中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が2.5%、招商銀行(3968/HK)が1.8%、中国平安保険(2318/HK)が2.3%、中国人寿保険(2628/HK)が1.5%ずつ上昇した。
 石油セクターもしっかり。業界大手の中国海洋石油(883/HK)が2.7%高、中国石油天然気(857/HK)が2.6%高、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が1.4%高で引けた。原油高が追い風。石油輸出国機構(OPEC)が「世界のエネルギー需要は拡大する」との見方を示す中、昨夜のWTI原油先物は2.5%高と反発した。
 レアアース・非鉄関連の銘柄も物色される。非鉄金属・鉱石など生産・貿易の五鉱資源(1208/HK)が5.0%高、希土類製品・耐火材大手の中国稀土HD(769/HK)が3.4%高、ニッケル・コバルトの生産で世界大手の金川集団国際資源(2362/HK)が2.4%高、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)が1.7%高で前場取引を終えた。
 半面、医薬セクターはさえない。中国神威薬業集団(2877/HK)が2.4%、百済神州(6160/HK)が1.9%、薬明生物技術(2269/HK)が1.4%、緑葉製薬集団(2186/HK)が0.6%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットは3日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%安の3217.28ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。ハイテク株、インフラ建設株、医薬品株、運輸株なども売られた。半面、消費関連株は高い。素材株、銀行・保険株、エネルギー株も買われた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース