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2024/03/13 13:28

香港前場:ハンセン0.3%高で4日続伸、上海総合は0.3%下落 無料記事

 13日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比45.25ポイント(0.26%)高の17138.75ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が0.21ポイント(0.00%)高の5949.73ポイントと小幅ながら4日続伸した。売買代金は627億5100万香港ドルとなっている(12日の前場は631億450万香港ドル)。
 内外環境の安定が投資家の買い安心感を誘う流れ。昨夜の米ハイテク株高や、中国の景気持ち直し期待がプラス材料だ。11日に閉幕した向こう1年間の政策運営方針を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に関しては、サプライズ的な政策はなかったものの、各種政策により中国経済の持ち直しが期待できると分析されている。中国政府は追加の金融緩和や消費刺激策、産業支援策などを通じ、国内経済を支える方針だ。ただ、上値は限定的。米中関係の悪化懸念や、このところの上昇基調を受けた売り圧力などが重しだ。主要指数はマイナス圏に落ち込む場面がみられている。(亜州リサーチ編集部)
 「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は0.8%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が4.9%高、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が4.2%高、電子機器製造受託サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(285/HK)が3.6%高と上げが目立っている。
 非鉄セクターもしっかり。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が10.3%高、中国宏橋集団(1378/HK)が3.7%高、江西銅業(358/HK)が2.7%高、中国アルミ(2600/HK)が2.1%高と値を上げている。洛陽モリブデンについては、2023年通期決算の36%増益なども好感された。
 農業関連セクターも物色される。農機メーカー中国大手の第一トラクター(38/HK)が3.0%高、アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が2.5%高、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が1.3%高、肥料販売中国最大手の中化化肥HD(297/HK)が1.2%高で引けた。
 半面、中国不動産セクターは安い。建発国際投資集団(1908/HK)が5.0%、旭輝(884/HK)が4.4%、遠洋集団HD(3377/HK)が4.3%、碧桂園HD(2007/HK)が3.3%ずつ下落した。業界の債務問題が再燃。碧桂園は13日、今月12日に期限を迎えた人民元建て社債1本について、利払いを実施できなかったことを明らかにした。
 中国の保険セクターもさえない。中国太平洋保険集団(2601/HK)が5.5%安、中国人民保険集団(1339/HK)と新華人寿保険(1336/HK)がそろって2.2%安、中国平安保険(2318/HK)が2.0%安で前場取引を終えた。中国人民保険集団の1〜2月収入保険料は、前年同期比で4.1%減少している。
 一方、本土マーケットは小幅に続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.26%安の3047.85ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が安い。金融株、酒造・食品株、医薬株、エネルギー株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。素材株、自動車株、軍事関連株も買われた。


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