2024/03/08 13:29
香港前場:ハンセン1.2%高で反発、上海総合0.1%上昇
8日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比190.77ポイント(1.18%)高の16420.55ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が70.03ポイント(1.25%)高の5683.86ポイントと反発した。売買代金は428億7740万香港ドルにやや縮小している(7日の前場は505億2120万香港ドル)。
投資家心理が上向く流れ。欧米で利下げ観測が強まる中、中国でも金融緩和がしやすくなると予測された。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁は6日の記者会見で、「今後さらに預金準備率を引き下げる余地がある」と述べ、金融緩和を一段と進める可能性を示唆している。また、米10年債利回りの下落基調を受け、金融政策で米国に追随する香港でも域内金利が低下すると期待された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が9.1%高、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が5.2%高、豚肉生産で世界トップの万洲国際(288/HK)が4.1%高と上げが目立った。
セクター別では、太陽光発電関連が高い。上記した信義光能のほか、北京能源国際HD(686/HK)が9.7%、福莱特玻璃集団(6865/HK)が9.2%、協キン科技HD(3800/HK)が7.2%、陽光能源HD(757/HK)が5.2%ずつ上昇した。
香港と本土の不動産セクターもしっかり。新世界発展(17/HK)が3.6%高、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.9%高、長江実業集団(1113/HK)が2.1%高、碧桂園HD(2007/HK)が3.6%高、世茂集団HD(813/HK)が2.1%高、中国海外発展(688/HK)が1.7%高で引けた。
自動車セクターも物色される。東風汽車集団(489/HK)が6.2%高、小鵬汽車(9868/HK)と長城汽車(2333/HK)がそろって3.2%高、蔚来集団(9866/HK)が2.7%高と値を上げた。
半面、マカオのカジノ関連はさえない。美高梅中国HD(2282/HK)が2.7%、新濠国際発展(200/HK)が1.4%、金沙中国(1928/HK)が1.2%、銀河娯楽集団(27/HK)が1.1%ずつ下落した。
一方、本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%高の3031.14ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が高い。発電株、メディア・娯楽株、インフラ建設関連株、銀行株なども買われた。半面、消費関連株は安い。エネルギー株、不動産株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家心理が上向く流れ。欧米で利下げ観測が強まる中、中国でも金融緩和がしやすくなると予測された。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁は6日の記者会見で、「今後さらに預金準備率を引き下げる余地がある」と述べ、金融緩和を一段と進める可能性を示唆している。また、米10年債利回りの下落基調を受け、金融政策で米国に追随する香港でも域内金利が低下すると期待された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が9.1%高、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が5.2%高、豚肉生産で世界トップの万洲国際(288/HK)が4.1%高と上げが目立った。
セクター別では、太陽光発電関連が高い。上記した信義光能のほか、北京能源国際HD(686/HK)が9.7%、福莱特玻璃集団(6865/HK)が9.2%、協キン科技HD(3800/HK)が7.2%、陽光能源HD(757/HK)が5.2%ずつ上昇した。
香港と本土の不動産セクターもしっかり。新世界発展(17/HK)が3.6%高、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.9%高、長江実業集団(1113/HK)が2.1%高、碧桂園HD(2007/HK)が3.6%高、世茂集団HD(813/HK)が2.1%高、中国海外発展(688/HK)が1.7%高で引けた。
自動車セクターも物色される。東風汽車集団(489/HK)が6.2%高、小鵬汽車(9868/HK)と長城汽車(2333/HK)がそろって3.2%高、蔚来集団(9866/HK)が2.7%高と値を上げた。
半面、マカオのカジノ関連はさえない。美高梅中国HD(2282/HK)が2.7%、新濠国際発展(200/HK)が1.4%、金沙中国(1928/HK)が1.2%、銀河娯楽集団(27/HK)が1.1%ずつ下落した。
一方、本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%高の3031.14ポイントで前場の取引を終了した。ハイテク株が高い。発電株、メディア・娯楽株、インフラ建設関連株、銀行株なども買われた。半面、消費関連株は安い。エネルギー株、不動産株も売られた。
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