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2020/04/29 13:24

香港前場:ハンセン0.3%高で3日続伸、上海総合は0.5%下落 無料記事

 29日前場の香港マーケットは値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比65.21ポイント(0.27%)高の24641.17ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が69.39ポイント(0.70%)高の10053.08ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は460億4900万香港ドルとなっている(28日の前場は438億9600万香港ドル)。
 NYダウ先物高を好感。アルファベット(グーグル)が引け後に発表した四半期決算が予想を上回り、米ハイテク企業の業績に対する警戒感がひとまず薄らいでいる。また、香港域内で経済活動の再開期待が高まっていることも引き続き材料視された。ただ、上値は重い。大型連休を前にして、リスクオフのスタンスも漂っている(香港市場はあす30日が仏誕節、5月1日がメーデーで休場。本土市場はメーデーにより5月1〜5日が休場)。新型コロナウイルス感染は足元で落ち着いているものの、連休中の「感染第2波」が警戒された。指数は中盤から上げ幅を削っている。
 ハンセン指数の構成銘柄では、石油関連の上げが目立つ。業界大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.3%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.1%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.7%高と値を上げている。各国で経済活動が再開するなか、原油需給が安定すると期待されてた。時間外取引のWTI原油先物は急反発している。
 中国自動車セクターもしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が7.6%高、広州汽車集団(2238/HK)が6.3%高、北京汽車(1958/HK)が3.3%高、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.9%高、長城汽車(2333/HK)が2.0%高、吉利汽車HD(175/HK)が1.9%高で引けた。充電池・自動車メーカーのBYDに関しては、強気な業績見通しが追い風となっている。同社が公表した1〜3月期決算は85%減益を強いられたものの、そのうえで、中間期には利益成長を回復するとの見通しを示した。
 鉄鋼やセメント、非鉄など素材セクターも物色される。馬鞍山鋼鉄(323/HK)が11.5%高、鞍鋼(347/HK)が5.6%高、中国建材(3323/HK)が2.8%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.0%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.5%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.0%高で取引を終えた。鞍鋼が発表した1〜3月期決算は利益が4.5倍に急増。通期決算の期待も高まった。
 半面、消費セクターの一角はさえない。ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.3%、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が3.1%、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.0%、即席めん・飲料大手の康師傅HD(ティンイー:322/HK)と食品・飲料メーカーの統一企業中国HD(220/HK)がそろって0.4%ずつ下落した。万洲国際は、業績不振が売り材料視されている。同社の1〜3月期の19%減益だった。
 一方、本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.46%高の2823.09ポイントで前場の取引を終えた。金融株が相場をけん引。資源・素材株、不動産株、運輸株、自動車株、ハイテク株なども買われた。半面、食品飲料株は安い。医薬品株、公益株の一角も売られた。


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