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2020/04/29 16:27

中国大引:上海総合0.4%高で反発、金融セクター相場けん引 無料記事

 29日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.42ポイント(0.44%)高の2822.44ポイントと反発した(上海A株指数は0.44%高の2958.15ポイント)。
 政策に対する期待感が改めて強まる流れ。中国の全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)常務委員会は29日、第13期全人代第3回会議を5月22日から開くことを決定した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今年は「異例の延期」となっていたこともあり、正式な日程発表が安心感につながっている。ただ、全体としては動意を欠く。大型連休を前に、様子見ムードも漂った(本土市場はメーデーにより5月1〜5日が休場、香港は30日が仏誕節、5月1日がメーデーで休場)。
 金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が3.4%高、中国平安保険(601318/SH)が2.2%高と値を上げた。資源・素材株、不動産株、運輸株、自動車株なども買われている。
 そのほか、高速道路運営の銘柄群が軒並み上昇。山東高速公路(600350/SH)がストップ高、四川成渝高速公路(601107/SH)が5.0%高で引けた。政策の動きがポジティブ。中国の交通運輸部は28日、全国の高速道路を含むすべての有料道路を無料としていた政策について、5月5日に終了することを明らかにした。6日午前0時(現地時間)から通行料の徴収を再開する。
 半面、消費関連株は安い。乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が6.8%、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が6.1%ずつ下落した。医薬品株、公益株やハイテク株の一角も売られている。
 一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.07ポイント(0.51%)高の210.99ポイント、深センB株指数が3.49ポイント(0.42%)安の823.73ポイントで終了した。


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