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2023/08/31 13:31

香港前場:ハンセン0.3%安で続落、上海総合0.5%下落 無料記事

31日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比48.06ポイント(0.26%)安の18434.80ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が2.93ポイント(0.05%)安の6353.57ポイントとそろって続落した。売買代金は502億3620万香港ドルとなっている(30日前場は608億3300万香港ドル)。
 中国の景気懸念が意識される流れ。寄り付き直後に公表された今年8月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.7となり、前月実績(49.3)と市場予想(49.2)を上回ったものの、景況判断境目の50を5カ月連続で割り込んだ。中国では、不動産デベロッパーや地方政府の債務問題が依然としてくすぶっている。米追加利上げの懸念後退などで指数は買い先行したものの、上値も重く、前引けにかけてマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が5.7%安、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が3.1%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が2.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が総じて安い。上記した龍湖集団のほか、広州富力地産(2777/HK)が6.3%、世茂集団HD(813/HK)が4.8%、万科企業(2202/HK)が3.8%、華潤置地(1109/HK)が2.7%ずつ下落した。
 半面、新興EV(電気自動車)関連は高い。蔚来集団(9866/HK)が2.6%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.3%、理想汽車(2015/HK)が2.0%、小鵬汽車(9868/HK)が1.2%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.53%安の3120.39ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。インフラ関連株、消費関連株、素材株、エネルギー株、医薬品株、銀行株なども売られた。半面、半導体株の一角は高い。保険株も買われた。



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