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2023/09/05 13:30

香港前場:ハンセン1.5%安で反落、上海総合は0.6%下落 無料記事

5日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比284.24ポイント(1.51%)安の18559.92ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が95.79ポイント(1.47%)安の6437.66ポイントとそろって反落した。売買代金は507億4560万香港ドルに縮小している(4日前場は840億3830万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数は前日急伸し、約3週ぶりの高値水準を回復していた。中国の景気懸念も再燃。取引時間中に公表された8月の財新中国サービス業PMI(民間による)は7月の54.1から51.8に低下し、市場予想(53.5)を大幅に下回った。1日に発表された財新中国製造業PMIが上振れていただけに、投資家の失望を呼んでいる。指数は徐々に下げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が6.3%安、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)が4.8%安、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が4.7%安と下げが目立った。携程集団が報告した4〜6月期決算は利益が9倍に急増したものの、好感する買いは限定されている。
 セクター別では、マカオのカジノ関連が安い。新濠国際発展(200/HK)が7.1%、美高梅中国HD(2282/HK)が2.3%、金沙中国(1928/HK)が2.2%、永利澳門(1128/HK)が2.0%ずつ下落した。
 建材・鉄鋼セクターもさえない。安徽海螺水泥(914/HK)が2.4%安、華潤水泥HD(1313/HK)が1.8%安、中国建材(3323/HK)が1.6%安、鞍鋼(347/HK)が2.8%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.4%安で前場取引を終えた。
 中国金融セクターも売られる。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が2.2%安、招商銀行(3968/HK)が1.8%安、中国平安保険(2318/HK)が2.7%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.3%安、国聯証券(1456/HK)が2.6%安、広発証券(1776/HK)が2.4%安で引けた。
 一方、本土マーケットは3日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.63%安の3157.16ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。金融株、素材株、インフラ関連株、消費関連株、医薬品株なども売られた。半面、公益株は高い、半導体株も買われた。




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