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2023/09/26 13:25

香港前場:ハンセン0.8%安で続落、上海総合は0.3%下落 無料記事

26日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.26ポイント(0.84%)安の17580.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が55.42ポイント(0.90%)安の6074.83ポイントとそろって続落した。売買代金は387億7130万香港ドルとなっている(25日前場は379億1140万香港ドル)。
 米金融引き締めの長期化が懸念される中、昨夜の米債券市場では、米10年債利回りの上昇が止まらず、約16年ぶりの高水準で推移した。欧州でも金利高は進み、独10年債利回りが約12年ぶりの高水準を記録している。中国の景気懸念もくすぶる状況。HSBCは最新リポートで、中国の2023年国内総生産(GDP)成長率見通しを5.3→4.9%に引き下げた。また、今週公表される中国指標の内容を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ガラス生産大手の信義玻璃HD(868/HK)が4.6%安、新エネルギー自動車(NEV)大手の比亜迪(1211/HK)と光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)がそろって4.4%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が安い。中国奥園集団(3883/HK)が10.8%、中国恒大集団(3333/HK)が7.0%、合景泰富集団HD(1813/HK)が3.2%、碧桂園HD(2007/HK)が3.1%ずつ下落した。中国不動産デベロッパーの信用不安が継続。流動性危機に直面する中国恒大集団は25日、人民元建て社債の一部の利払いが出来なかったことを明らかにした。
 中国自動車セクターもさえない。上記した比亜迪のほか、理想汽車(2015/HK)が3.1%安、小鵬汽車(9868/HK)が2.2%安、北京汽車(1958/HK)が2.1%安、吉利汽車(175/HK)が1.8%安で引けた。
 半面、医薬セクターは物色される。翰森製薬集団(3692/HK)が3.6%、緑葉製薬集団(2186/HK)が2.9%、華潤医薬集団(3320/HK)が2.5%、永泰生物製薬(6978/HK)が1.8%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%安の3105.31ポイントで前場取引を終了した。消費関連株が安い。素材株、医薬株、インフラ建設株、公益株、軍事関連株、銀行株なども売られた。半面、不動産株は高い。証券株、ハイテク株の一角も買われた。



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