2023/11/13 17:32
香港大引:ハンセン1.3%高で5日ぶり反発、テック指数は2.3%上昇
週明け13日の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比222.95ポイント(1.30%)高の17426.21ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.28ポイント(1.50%)高の5989.10ポイントとそろって5日ぶりに反発した。売買代金は751億8830万香港ドルとなっている(10日は750億9100万香港ドル)。
先週末の米株高が好感される流れ。米利上げサイクル終了の期待が根強い中、NY市場では主要株価指数がそろって反発した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は2.0%上昇し、9月上旬以来の高値を回復している。米中関係の改善期待も追い風。米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、中国の習近平・国家主席とバイデン米大統領が15日に会談すると伝わっている。そうした中、外電は12日、中国が米ボーイングの小型旅客機「737MAX」の購入再開を検討しているもよう――などと報じた。米中首脳会談に合わせた動きとみられている。指数は終盤に入り上げ幅を拡大した。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.3%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、電子機器製造受託サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(285/HK)が6.6%高、人工知能(AI)関連企業で画像処理ソフト中国最大手の商湯集団(20/HK)が6.3%高、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が5.7%高と上げが目立っている。
スマートフォン関連の銘柄群も高い。上記した比亜迪電子のほか、丘タイ科技(1478/HK)が4.4%、瑞声科技HD(2018/HK)が3.4%、舜宇光学科技(2382/HK)が2.6%、高偉電子(1415/HK)が2.3%ずつ上昇した。
半導体セクターも物色される。上海復旦微電子集団(1385/HK)が8.0%高、ASMPT(522/HK)が4.0%高、華虹半導体(1347/HK)が3.4%高、晶門半導体(2878/HK)が3.1%高で取引を終えた。
半面、中国不動産セクターは安い。融創中国HD(1918/HK)が5.9%、旭輝(884/HK)が4.2%、越秀地産(123/HK)が2.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.5%ずつ下落した。不動産市場の低迷が不安視されている。富力地産の10月成約額は、前年同月比で45%減少した。
一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.25%高の3046.53ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。エネルギー株、通信関連株、メディア・娯楽株、公益株、素材株、軍事関連株、海運株なども買われた。半面、医薬株は安い。消費関連株、銀行・証券株も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
先週末の米株高が好感される流れ。米利上げサイクル終了の期待が根強い中、NY市場では主要株価指数がそろって反発した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は2.0%上昇し、9月上旬以来の高値を回復している。米中関係の改善期待も追い風。米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、中国の習近平・国家主席とバイデン米大統領が15日に会談すると伝わっている。そうした中、外電は12日、中国が米ボーイングの小型旅客機「737MAX」の購入再開を検討しているもよう――などと報じた。米中首脳会談に合わせた動きとみられている。指数は終盤に入り上げ幅を拡大した。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.3%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、電子機器製造受託サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(285/HK)が6.6%高、人工知能(AI)関連企業で画像処理ソフト中国最大手の商湯集団(20/HK)が6.3%高、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が5.7%高と上げが目立っている。
スマートフォン関連の銘柄群も高い。上記した比亜迪電子のほか、丘タイ科技(1478/HK)が4.4%、瑞声科技HD(2018/HK)が3.4%、舜宇光学科技(2382/HK)が2.6%、高偉電子(1415/HK)が2.3%ずつ上昇した。
半導体セクターも物色される。上海復旦微電子集団(1385/HK)が8.0%高、ASMPT(522/HK)が4.0%高、華虹半導体(1347/HK)が3.4%高、晶門半導体(2878/HK)が3.1%高で取引を終えた。
半面、中国不動産セクターは安い。融創中国HD(1918/HK)が5.9%、旭輝(884/HK)が4.2%、越秀地産(123/HK)が2.8%、広州富力地産(2777/HK)が2.5%ずつ下落した。不動産市場の低迷が不安視されている。富力地産の10月成約額は、前年同月比で45%減少した。
一方、本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.25%高の3046.53ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。エネルギー株、通信関連株、メディア・娯楽株、公益株、素材株、軍事関連株、海運株なども買われた。半面、医薬株は安い。消費関連株、銀行・証券株も売られた。
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