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2023/09/06 13:29

香港前場:ハンセン0.8%安で続落、上海総合は0.3%下落 無料記事

6日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比150.67ポイント(0.82%)安の18306.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が54.74ポイント(0.86%)安の6342.02ポイントとそろって続落した。売買代金は464億3860万香港ドルとなっている(5日前場は507億4560万香港ドル)。
 欧米の金利高が嫌気される流れ。5日のNY市場でWTI原油先物は1.3%高と8日続伸し、一時は約10カ月ぶりの高値を記録する中、インフレ圧力を意識し、米債券市場で米10年債利回りは連日で大幅に上昇した。欧州市場でも、指標となる独10年債利回りが上昇している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国当局の景気支援スタンスが相場を支えている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が4.4%安、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が4.3%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が3.7%安と下げが目立った。
 セクター別では、海上輸送やコンテナ生産・リースの海運関連が安い。中遠海運能源運輸(1138/HK)が7.2%、海豊国際HD(1308/HK)が3.4%、太平洋航運集団(2343/HK)が3.1%、勝獅貨櫃(716/HK)が2.7%、中国国際海運集装箱(2039/HK)が2.4%ずつ下落した。
 スポーツ用品や家電の消費セクターもさえない。李寧(2331/HK)が3.0%安、安踏体育用品(2020/HK)が2.4%安、中国動向(3818/HK)が1.9%安、海信家電集団(921/HK)が3.7%安、海爾智家(6690/HK)が1.4%安で引けた。
 半面、中国不動産セクターは急伸。融創中国HD(1918/HK)が61.4%、世茂集団HD(813/HK)が39.5%、中国恒大集団(3333/HK)が31.4%、碧桂園HD(2007/HK)が17.8%、広州富力地産(2777/HK)が15.8%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.34%安の3143.62ポイントで前場取引を終了した。医薬品株が安い。インフラ関連株、公益株、素材株、金融株なども売られた。半面、不動産株は高い。ハイテク株、自動車株も買われた。




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