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2023/08/25 16:31

中国大引:上海総合0.6%安で反落、ハイテク株に売り 無料記事

 25日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比18.17ポイント(0.59%)安の3064.08ポイントと反落した。上海総合指数は再び年初来安値を更新し、昨年12月23日以来、約8カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米金融引き締めの長期化観測や、中国指標の発表などが気がかり材料となった。中国では27日に7月の工業企業利益、31日に8月・製造業PMIが公表される。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。LED基板・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が9.7%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が9.4%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が6.2%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.4%安、金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)が3.3%安で取引を終えた。
 消費関連株もさえない。チーズ生産などの上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が4.1%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.0%、酒造の重慶ビール(600132/SH)が3.1%、百貨店の王府井集団(600859/SH)と乳製品の北京三元食品(600429/SH)がそろって1.7%、自動車の安徽江淮汽車集団(600418/SH)が1.6%ずつ下落した。通信株、医薬品株、素材株、運輸株、インフラ関連株なども売られている。
 半面、不動産株はしっかり。金地集団(600383/SH)が3.2%、保利地産(600048/SH)が3.0%、新城控股集団(601155/SH)が1.7%、信達地産(600657/SH)が1.6%ずつ上昇した。金融株、公益株、エネルギー株も買われている。
 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.95ポイント(1.93%)安の251.60ポイント、深センB株指数が2.47ポイント(0.22%)安の1136.01ポイントで終了した。

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