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2024/01/29 13:32

香港前場:ハンセン0.9%高で反発、上海総合は0.3%上昇 無料記事

 週明け29日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比149.79ポイント(0.94%)高の16102.02ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が56.06ポイント(1.05%)高の5416.30ポイントと反発した。売買代金は545億680万香港ドルとなっている(26日前場は564億8560万香港ドル)。
 内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。米インフレの鈍化や中国のマーケット支援スタンスが支えとなっている。23年12月の米個人消費支出(PCE)コア指数(食品とエネルギーを除く)は前年同月比の上昇率が2.9%にとどまり、11月の3.2%から伸びが縮小。21年3月以降で最低に落ち着いた。一方、中国証券監督管理委員会は28日、譲渡制限付き株式を対象に、空売り目的の貸し出しを禁止すると発表している(29日から実施)。また「中国政府は今後、中央企業(中央政府直属の国有企業)責任者の業績考課に際し、『時価総額管理』を含めることを検討する方針」と先ごろ報じられたことも改めて材料視された。「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)と呼ばれる銘柄群を物色する動きも続いている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、ビールメーカー大手の百威亜太HD(1876/HK)が6.4%高、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が5.6%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.4%高と上げが目立った。招商銀行(3968/HK)が3.8%高など、金融も買われている。
 セクター別では、石油関連が高い。大手3社の中国石油化工(386/HK)が3.9%、中国石油天然気(857/HK)が2.6%、中国海洋石油(883/HK)が1.9%、原油掘削の中海油田服務(2883/HK)が3.3%ずつ上昇した。原油相場の先高観が強まっている。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が英国の原油タンカーを攻撃したと伝わる中、26日のWTI原油先物は0.8%高と3日続伸した。
 ゼネコンやエンジニアリング、建材などインフラ建設セクターも急伸。中国交通建設(1800/HK)が6.8%高、中国鉄建(1186/HK)が5.4%高、中国中鉄(390/HK)が4.4%高、中リョ国際工程(2068/HK)が24.7%高、中国冶金科工(1618/HK)が2.5%高、中国西部水泥(2233/HK)が4.9%高、中国建材(3323/HK)が3.8%高、華潤建材科技HD(1313/HK)が2.2%高と値を上げた。
 中国不動産セクターも総じてしっかり。越秀地産(123/HK)が3.3%高、合景泰富集団HD(1813/HK)と中国金茂(817/HK)がそろって3.0%高、融創中国HD(1918/HK)が2.4%高、碧桂園HD(2007/HK)が1.4%高で引けた。一方、流動性危機に直面する中国恒大集団(3333/HK)は20.9%安と急落し、前場途中で売買停止。香港高等法院(高裁)は29日、恒大集団に清算を命じた。
 一方、本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.30%高の2918.81ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が高い。公益株、銀行・保険株、インフラ関連株、運輸株なども買われた。半面、ハイテク株は安い。素材株、自動車株、不動産株も売られた。



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