/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2024/01/16 13:21

香港前場:ハンセン1.9%安で3日続落、上海総合は0.6%下落 無料記事

 16日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比312.06ポイント(1.92%)安の15904.27ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が100.92ポイント(1.85%)安の5345.60ポイントと3日続落した。売買代金は404億7050万香港ドルとなっている(15日前場は395億4800万香港ドル)。
 投資家の慎重スタンスが継続する流れ。12月の中国金融統計下振れなど、経済の先行きが依然として不安視される状況だ。また、中国ではあす17日の取引時間中に、12月の小売売上高や鉱工業生産、23年通年のGDP成長率などが公表される予定。買い手控え要因として意識された。指数は下げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が7.1%安、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が6.7%安、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が5.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、中国の不動産が安い。上記した龍湖集団のほか、融創中国HD(1918/HK)が8.9%、遠洋集団HD(3377/HK)が8.1%、越秀地産(123/HK)が6.6%、碧桂園HD(2007/HK)が5.6%ずつ下落した。碧桂園は15日、24年の住宅引き渡し目標を48万戸超に設定したと発表。前年比で2割減となる水準とあって、厳しい販売環境が続くと懸念された。
 食品飲料セクターもさえない。前記した康師傅のほか、中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.7%安、統一企業中国HD(220/HK)が2.8%安、中国旺旺HD(151/HK)と農夫山泉(9633/HK)がそろって2.2%安で引けた。
 半導体セクターも売られる。上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.9%安、晶門半導体(2878/HK)が3.3%安、華虹半導体(1347/HK)が3.2%安、ASMPT(522/HK)が2.3%安で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.36%安の2892.28ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が安い。ハイテク株、医薬株、公益株、エネルギー株、インフラ関連株、消費関連株なども売られた。半面、金融株の一角は買われている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース