/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/08/14 13:21

香港前場:ハンセン2.4%安で続落、上海総合は1.0%下落 無料記事

週明け14日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比459.08ポイント(2.41%)安の18616.11ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も184.31ポイント(2.82%)安の6356.32ポイントとそろって続落した。売買代金は577億1280万香港ドルとなっている(11日前場は528億9680万香港ドル)。
 米金利高が嫌気される流れ。11日の米債券市場では、年内の追加利上げ観測が強まり、米長期債利回りが大幅上昇した。人民元安も警戒。14日の外国為替市場では、対米ドルの人民元安が進み、昨年11月以来の水準で推移している。また、不動産デベロッパーの債務問題や、自動車販売の「価格競争」再発、米中関係の悪化なども不安材料だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄は全面安。中でも、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が16.3%安と下げが目立っている。同社は13日、近く債権者会議を開く予定のため、オンショア社債11本の取引を14日付で停止すると報告した。取引再開のスケジュールは改めて決定する。同業のデベロッパーや管理サービスの銘柄も軒並み下げた。
 自動車セクターも急落。比亜迪(1211/HK)が7.5%安、小鵬汽車(9868/HK)が6.2%安、浙江零ホウ科技(9863/HK)が6.1%安、蔚来集団(9866/HK)が3.9%安で引けた。
 半導体セクターも安い。晶門半導体(2878/HK)が5.3%、華虹半導体(1347/HK)が3.9%、中芯国際集成電路製造(981/HK)が3.3%、ASMPT(522/HK)が3.1%ずつ下落した。
 中国の銀行・保険セクターもさえない。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が3.8%安、招商銀行(3968/HK)が3.7%安、中国工商銀行(1398/HK)が2.5%安、中国平安保険(2318/HK)が4.7%安、中国人寿保険(2628/HK)が4.3%安で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.01%安の3156.90ポイントで前場取引を終了した。不動産株が安い。消費関連株、ハイテク株、金融株、素材株、インフラ関連株、エネルギー株なども売られた。半面、通信株は高い。メディア・娯楽株も買われた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース