/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2024/03/07 13:30

香港前場:ハンセン0.5%安で反落、上海総合は0.2%下落 無料記事

 7日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比77.00ポイント(0.47%)安の16361.09ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が5.27ポイント(0.09%)安の5667.70ポイントと反落した。売買代金は505億2120万香港ドルとなっている(6日の前場は575億2980万香港ドル)。
 米国の対中圧力が不安視される流れ。バイデン米政権はこのところ、自動車やバイオテクノロジー、半導体などの分野で中国に対する規制を強化しつつある。米上下両院の超党派グループが提出した特定の中国バイオテクノロジー企業が米連邦政府と契約を結ぶことを制限する「バイオセキュア法案」に関し、その手続きは進展していると伝わった。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が支えだ。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁は6日の記者会見で、「今後さらに預金準備率を引き下げる余地がある」と述べ、金融緩和を一段と進める可能性を示唆している。取引時間中に公表された今年1〜2月の中国貿易統計に関しては、米ドル建ての輸出入が予想を上回ったものの、好感する買いは限定された。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品開発受託機関(CRO)など創薬支援関連の銘柄が急落。薬明生物技術(2269/HK)が20.7%安、無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が16.1%安とそろって反落している。前日は政策支援の期待で急伸していた。
 中国不動産セクターも安い。世茂集団HD(813/HK)が3.9%、合景泰富地産HD(1813/HK)が3.8%、中国海外宏洋集団(81/HK)が2.1%、中国海外発展(688/HK)が1.9%安ずつ下落した。
 レストランチェーンなど外食関連もさえない。海倫司国際HD(9869/HK)が3.3%安、九毛九国際HD(9922/HK)が3.2%安、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が2.8%安、海底撈国際HD(6862/HK)が2.0%安で引けた。
 半面、宅配や荷役など物流関連の銘柄群も物色される。京東物流(2618/HK)が5.3%高、中国外運(598/HK)が2.7%高、中通快逓(開曼)(2057/HK)が1.8%高で前場取引を終えた。京東物流については、2023年通期決算の黒字転換が支援材料になっている。
 他の個別株動向では、好決算を材料に、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(9618/HK)が6.1%高と続伸。同社は昨日引け後に23年の通期決算を報告し、純利益が前年比2.3倍に拡大したことを明らかにした。食品・飲料メーカーの統一企業中国HD(220/HK)が15.7%高。増益決算に加え、配当の増額予定が好感された。ほか、昨年上場したAI(人工知能)企業の北京第四範式智能技術(6682/HK)が71.2%高と大幅続伸。連日で上場来高値を更新した。中国政府はAI産業の発展に注力する方針。政策支援の期待が高まっている。
 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.16%安の3035.04ポイントで前場の取引を終了した。医薬株が安い。ハイテク株、自動車株、不動産株、軍事関連株なども売られた。半面、素材株は高い。エネルギー株、銀行・保険株、公益株、海運株も買われた。



内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース