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2023/11/09 13:25

香港前場:ハンセン0.3%安で3日続落、上海総合は0.1%上昇 無料記事

 9日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比54.65ポイント(0.31%)安の17513.81ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.88ポイント(0.23%)安の6026.03ポイントとそろって3日続落した。売買代金は413億8490万香港ドルとなっている(8日前場は448億330万香港ドル)。
 中国景気の鈍化懸念が重しとなる流れ。足元で公表された経済指標は、中国経済の弱さを示す内容が多く見られている。寄り付き直後に公表された10月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でマイナス0.2%。市場予想(マイナス0.1%)と前月実績(横ばい)を下回っている。一方、生産者物価指数(PPI)はマイナス2.6%。下落率は市場予想(マイナス2.7%)ほどではないが、前月実績(マイナス2.5%)から拡大した。先ごろ公表された10月の貿易統計は、輸入がプラス成長を回復したものの、輸出は減少が続いている。また、官民が公表した10月の景況感指数はそろって悪化した。ただ、下値は限定的。当局は景気対策を強めるとの見方もあり、指数はプラス圏に浮上する場面もあった。また、昨夜の米債券市場で米10年債利回りが一段と低下したことも好感されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産関連の下げが目立つ。管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が6.6%安、同業の華潤万象生活(1209/HK)が5.5%安、デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.8%安と下げが目立った。前日は支援策の期待感で急騰していたが、反動売りに押されている。
 レストランチェーンなど外食関連も安い。海倫司国際HD(9869/HK)が3.5%、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が3.1%、九毛九国際HD(9922/HK)が2.3%、海底撈国際HD(6862/HK)が1.9%ずつ下落した。
 医薬セクターもさえない。百済神州(6160/HK)が2.4%安、山東新華製薬(719/HK)が2.2%安、石薬集団(1093/HK)が1.9%安、四環医薬HD集団(460/HK)が1.5%安で前場取引を終えた。
 半面、「ニューエコノミー」関連銘柄の一角は物色される。ハンセン科技(テック)指数は0.03%高と小幅ながら逆行高した。個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が2.7%高、同じくEVメーカーの小鵬汽車(9868/HK)が2.2%高、スマートフォン中国大手の小米集団(1810/HK)が2.0%高と値を上げている。
 一方、本土マーケットは3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%高の3054.68ポイントで取引を終了した。エネルギー株が高い。公益株、銀行株、素材株、半導体株、運輸株、インフラ建設株なども買われている。半面、医薬株は安い。不動産株、消費関連株、軍事関連株も売られた。



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