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2023/10/31 13:36

香港前場:ハンセン1.8%安で3日ぶり反落、上海総合は0.4%下落 無料記事

 31日前場の香港マーケットは、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比308.85ポイント(1.77%)安の17097.51ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が109.34ポイント(1.83%)安の5850.99ポイントと続落した。売買代金は457億8260万香港ドルとなっている(30日前場は512億5570万香港ドル)。
 中国の景気懸念が強まる流れ。朝方公表された10月の中国製造業PMIは49.5に低下し、景況判断の境目となる50を再び割り込んだ。米金融政策も気がかり。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、11月1日(日本時間2日未明)に公表される予定だ。指数は徐々に下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が7.0%安、薬品卸で中国最大手の国薬HD(1099/HK)が5.8%安、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が4.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、自動車セクターが安い。蔚来集団(9866/HK)が5.1%、長城汽車(2333/HK)が5.0%、理想汽車(2015/HK)が4.5%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.0%ずつ下落した。
 中国不動産セクターも売られる。融創中国HD(1918/HK)が5.8%安、万科企業(2202/HK)が5.0%安、華潤置地(1109/HK)が4.0%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が2.6%安で引けた。
 半導体セクターもさえない。ASMPT(522/HK)が5.1%安、中芯国際集成電路製造(981/HK)が4.1%安、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.0%安、華虹半導体(1347/HK)が2.9%安と値を下げた。
 他の個別株動向では、リチウム電池素材メーカーの江西カン鋒リ業(1772/HK)が13.0%安。1〜9月期の6割減益が嫌気された。
 一方、本土マーケットは6日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.38%安の3009.97ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。ハイテク株、不動産株、インフラ関連株、運輸株、素材株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。金融株、公益株、医薬株の一角も買われた。


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