15日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.08ポイント（0.10％）安の3035.15ポイントと4日続落している。
　前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。米中対立の警戒感が高まっている。バイデン米政権は今年に入り、中国の自動車や半導体、バイオテクノロジー、プラットフォームなどの規制を強化。中国外交部の報道官は14日、米下院が動画アプリ「抖音（TikTok：ティックトック）」規制法案を可決したことについて、「公平性がない」と非難した。ただ、下値は限定的。中国の経済対策に対する期待は根強く、政策で恩恵を受ける銘柄を物色する動きは続いている。
　主要銘柄の値下がり率は、中国神華能源（601088/SH）が1.7％、曙光信息産業（603019/SH）が1.6％、無錫薬明康徳新薬開発（603259/SH）が1.4％、海爾智家（600690/SH）が1.2％、中国中鉄（601390/SH）が1.1％など。
　一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.41ポイント（0.54％）安の259.95ポイント、深センB株指数が1.96ポイント（0.18％）安の1078.90ポイントで推移している。


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