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2024/02/06 13:33

香港前場:ハンセン2.5%高で3日ぶり反発、上海総合は0.8%上昇 無料記事

 6日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比380.88ポイント(2.46%)高の15890.89ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が161.15ポイント(3.09%)高の5378.51ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は546億4280万香港ドルにやや拡大している(5日前場は486億6850万香港ドル)。
 中国の相場テコ入れスタンスが買い安心感を誘う流れ。「国家隊」と呼ばれる中国政府系投資会社、中央匯金投資有限責任公司は6日、上場投資信託(ETF)の買い増し範囲を拡大したと報告した。今後も保有規模を拡大し、資本市場の安定推移を支えていく方針という。また、中国証券監督管理委員会(証監会)が先月、譲渡制限付き株式を対象に、空売り目的の貸し出しを禁止すると発表したことに続き、証監会は5日の声明で、株式担保のリスク回避に向けて対策を講じると強調。証券会社に対し、信用取引の追い証に柔軟に対応するよう求めた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が7.0%高、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が6.8%高、中国不動産デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が6.7%高と上げが目立った。阿里巴巴集団はあす7日、第3四半期決算を報告する。好業績の期待も広がっている。
 セクター別では、中国の不動産が高い。上記した龍湖集団のほか、融創中国HD(1918/HK)が5.5%、碧桂園HD(2007/HK)が4.8%、雅居楽集団HD(3383/HK)が4.7%ずつ上昇した。
 スマートフォン部材・組立の銘柄群も急伸。丘タイ科技(1478/HK)が4.7%高、舜宇光学科技(2382/HK)が4.6%高、瑞声科技HD(2018/HK)が4.0%高、比亜迪電子(285/HK)が6.3%高、富智康集団(2038/HK)が5.4%高、小米集団(1810/HK)が4.5%高で前場取引を終えた。
 家電やスポーツ用品、小売など消費セクターもしっかり。海爾智家(6690/HK)が4.7%高、創維集団(751/HK)が4.2%高、361度国際(1361/HK)が4.9%高、李寧(2331/HK)が3.9%高、百盛商業集団(3368/HK)が4.1%高、中国旅遊集団中免(1880/HK)が3.4%高で引けた。
 オンランインゲーム関連も物色される。IGG(799/HK)が9.2%高、智傲HD(8282/HK)が8.9%高、心動(2400/HK)が5.1%高、中手遊科技集団(302/HK)が4.1%高と値を上げた。
 一方、本土マーケットは7日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.82%高の2724.26ポイントで取引を終了した。医薬株が高い。消費関連株、ハイテク株、素材株、軍事関連株、運輸株、金融株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、メディア・娯楽株も売られた。



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