2024/11/15 13:31
香港前場:ハンセン0.3%高で6日ぶり反発、上海総合は0.4%下落 
15日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比51.16ポイント(0.26%)高の19486.97ポイントと6日ぶりに反発した。本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は27.93ポイント(0.40%)高の7001.01ポイントと反発している。売買代金は851億5100万香港ドルに拡大した(14日前場は814億5050万香港ドル)。
中国経済の先行き懸念が緩和される。国家統計局がこの日発表した10月の小売売上高は前年同月比4.8%増と8カ月ぶりの高い伸びを示し、市場予想(3.8%)を大幅に上回った。消費刺激策の効果が表れたとみられる。ただ、鉱工業生産や固定資産投資は市場予想をやや下振れて着地。米利下げ観測の後退で前日の米株市場が下落したこともあり、指数は一時マイナス圏に沈む場面も見られた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、オンラインゲームの網易(9999/HK)が13.4%高、光学部品の舜宇光学科技(2382/HK)が5.5%高、産金の紫金鉱業集団(2899/HK)が3.1%高と上げが目立った。うち網易は前日引け後に発表した2024年7〜9月期決算で減収減益となったものの、株価が足元で低迷していたこともあり、悪材料の出尽くし感が意識された。今後リリースが予定される新作ゲームへの期待も高まっている。
セクター別では、中国の消費関連が高い。食品・飲料では康師傅HD(322/HK)が2.6%高、華潤ビール(291/HK)が1.3%高、外食では百勝中国(9987/HK)が2.2%高、海底撈国際HD(6862/HK)が2.0%高で午前の取引を終えた。中国の10月小売売上高の上振れが好感された。
一方、京東集団(9618/HK)が1.4%安。前日引け後に発表した2024年7〜9月期決算は増収増益だったが、大和は「10〜12月期のガイダンスが期待外れだった」と指摘している。
本土系不動産の一角もさえない。華潤置地(1109/HK)が1.7%安、万科企業(2202/HK)が1.4%安、中国海外発展(688/HK)が1.3%安で前場の取引を終えた。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.35%安の3367.94ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が安い。証券株、通信株、素材株、軍事関連株なども売られた。半面、食品・飲料株は高い。小売株、繊維・アパレル株も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国経済の先行き懸念が緩和される。国家統計局がこの日発表した10月の小売売上高は前年同月比4.8%増と8カ月ぶりの高い伸びを示し、市場予想(3.8%)を大幅に上回った。消費刺激策の効果が表れたとみられる。ただ、鉱工業生産や固定資産投資は市場予想をやや下振れて着地。米利下げ観測の後退で前日の米株市場が下落したこともあり、指数は一時マイナス圏に沈む場面も見られた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、オンラインゲームの網易(9999/HK)が13.4%高、光学部品の舜宇光学科技(2382/HK)が5.5%高、産金の紫金鉱業集団(2899/HK)が3.1%高と上げが目立った。うち網易は前日引け後に発表した2024年7〜9月期決算で減収減益となったものの、株価が足元で低迷していたこともあり、悪材料の出尽くし感が意識された。今後リリースが予定される新作ゲームへの期待も高まっている。
セクター別では、中国の消費関連が高い。食品・飲料では康師傅HD(322/HK)が2.6%高、華潤ビール(291/HK)が1.3%高、外食では百勝中国(9987/HK)が2.2%高、海底撈国際HD(6862/HK)が2.0%高で午前の取引を終えた。中国の10月小売売上高の上振れが好感された。
一方、京東集団(9618/HK)が1.4%安。前日引け後に発表した2024年7〜9月期決算は増収増益だったが、大和は「10〜12月期のガイダンスが期待外れだった」と指摘している。
本土系不動産の一角もさえない。華潤置地(1109/HK)が1.7%安、万科企業(2202/HK)が1.4%安、中国海外発展(688/HK)が1.3%安で前場の取引を終えた。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.35%安の3367.94ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が安い。証券株、通信株、素材株、軍事関連株なども売られた。半面、食品・飲料株は高い。小売株、繊維・アパレル株も買われた。
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