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2024/08/13 13:26

香港前場:ハンセン0.1%高で5日続伸、上海総合は0.1%下落 無料記事

 13日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比17.13ポイント(0.10%)高の17128.78ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が5.63ポイント(0.09%)高の6035.29ポイントと小幅ながら5日続伸した。売買代金は375億3890万香港ドルと低水準が続いている(12日前場は398億4590万香港ドル)。
 中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が好感される流れ。人民銀は朝方、リバースレポを通じ満期分との差引で3850億8000万人民元を市中供給している。人民銀は先週まで、資金供給を抑えていたが、一転、緩和スタンスに舵を切った格好だ。ただ、上値は重い。米中の指標発表が気がかりだ。米国では今週、7月の米物価統計や小売売上高が発表される。中国では今週15日、7月の小売売上高や鉱工業生産などが発表される予定。また、7月の金融統計も15日までに報告される。指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が3.2%高、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が2.2%高、石油生産大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.1%高と上げが目立った。
 セクター別では、スマートフォンの部材関連が高い。丘タイ科技(1478/HK)が13.1%、瑞声科技HD(2018/HK)が3.4%、舜宇光学科技(2382/HK)が1.9%、高偉電子(1415/HK)が1.4%ずつ上昇した。
 海運・港湾セクターもしっかり。太平洋航運集団(2343/HK)が1.4%高、海豊国際HD(1308/HK)が0.8%高、遼寧港口(2880/HK)が3.3%高、天津港発展HD(3382/HK)が1.7%高で引けた。
 半面、消費関連の銘柄はさえない。豚肉加工の中国雨潤食品集団(1068/HK)が4.3%安、スポーツ用品の特歩国際HD(1368/HK)とテレビメーカーのTCL電子HD(1070/HK)がそろって3.1%安、酒造の華潤ビールHD(291/HK)が3.0%安、外食の百勝中国HD(9987/HK)が2.5%安、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.5%安で前場取引を終えた。
 一方、本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%安の2856.09ポイントで前場の取引を終了した。消費関連株が安い。医薬株、不動産株、ハイテク株なども売られた。半面、銀行株は高い。公益株、軍事関連株、非鉄・産金株も買われた。


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