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2024/04/29 16:38

中国大引:上海総合0.8%高で4日続伸、不動産株に買い 無料記事

 週明け29日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.41ポイント(0.79%)高の3113.04ポイントと4日続伸した。昨年9月25日以来、約7カ月ぶりの高値水準を回復している。
 投資家のセンチメントが上向く流れ。消費刺激や産業支援など、中国の景気対策に対する期待感が強まる状況だ。不動産支援の動きが各地に広がっている。四川省の省都、成都市は28日、住宅購入規制を全面的に撤廃すると発表した。これより先には、蘇州市、長沙市など複数の二線都市が住宅購入規制を撤廃。中信建投証券は最新リポートで、今後さらに多くの都市が規制緩和に動くと予想している。中国の景気鈍化懸念などで朝方は弱含んだものの、指数は徐々に上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の上げが目立つ。金地集団(600383/SH)や新城控股集団(601155/SH)がそろってストップ(10.0%)高、緑地HD(600606/SH)が9.1%高、保利発展控股集団(600048/SH)が7.4%高で引けた。
 ハイテク株も高い。半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が7.2%、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が6.6%、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が6.1%、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が5.3%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.1%ずつ上昇した。上海韋爾半導体は27日、通期決算の4割減益を明らかにしたが、嫌気する売りは限定されている。医薬株、消費関連株、素材株、金融株、インフラ関連株なども買われた。
 半面、石油・石炭株は安い。中国石油天然気(601857/SH)と中国石油化工(600028/SH)がそろって4.3%、陝西煤業(601225/SH)が3.3%、中国海洋石油(600938/SH)が2.3%、中国神華能源(601088/SH)が1.4%ずつ下落した。公益株、産金株、非鉄株、運輸株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.47ポイント(1.77%)高の256.86ポイント、深センB株指数が26.26ポイント(2.43%)高の1107.10ポイントで終了した。


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