2024/09/24 13:35
香港前場:ハンセン3.3%高で反発、上海総合は2.4%上昇
24日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比598.26ポイント(3.28%)高の18845.37ポイントと反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が251.98ポイント(3.94%)高の6641.06ポイントと8日続伸した。売買代金は1179億4350万香港ドルに拡大している(23日前場は667億4780万香港ドル)。
投資家心理が大きく上向く流れ。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁と国家金融監督管理総局の李雲沢・局長、中国証券監督管理委員会の呉清・主席は24日、共同で記者会見に臨み、一連の景気支援策を発表した。人民銀は近く、預金準備率を0.5%引き下げる。7日物リバースレポ取引の金利を1.70→1.50%に0.20%引き下げ、既存住宅ローンの金利を引き下げる方針も明らかにした。また、中国証券監督管理委員会は株式相場の安定化に向け、中長期資金の市場参加を支援するための政策を打ち出す方針を示している。国内の景気懸念がくすぶる中、当局は今年の経済成長目標(5.0%前後)達成のため、経済対策を強める構えだ。米株高も追い風。昨夜の米株市場では、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が強まる中、主要指標のNYダウは史上最高値を連日更新している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中堅行の招商銀行(3968/HK)が9.0%高、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が7.4%高、中国電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK))が7.3%高と上げが目立った。
セクター別では、中国の金融が高い。上記した招商銀のほか、交通銀行(3328/HK)が5.6%、中国工商銀行(1398/HK)が4.3%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が7.8%、新華人寿保険(1336/HK)が6.8%、中信証券(6030/HK)が8.8%、中信建投証券(6066/HK)が7.6%ずつ上昇した。
中国の不動産セクターも急伸。広州富力地産(2777/HK)が13.3%高、合景泰富地産(1813/HK)が10.9%高、旭輝(884/HK)が7.5%高、中国海外発展(688/HK)が5.2%高で引けた。
新興EV(電気自動車)関連も物色される。蔚来集団(9866/HK)が8.8%高、理想汽車(2015/HK)が6.2%高、小鵬汽車(9868/HK)と浙江零ホウ科技(9863/HK)がそろって4.3%高で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比2.38%高の2814.30ポイントで前場の取引を終了した。金融株が相場をけん引。ハイテク株、消費関連株、不動産株、資源・素材株など全業種が上昇した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家心理が大きく上向く流れ。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝・総裁と国家金融監督管理総局の李雲沢・局長、中国証券監督管理委員会の呉清・主席は24日、共同で記者会見に臨み、一連の景気支援策を発表した。人民銀は近く、預金準備率を0.5%引き下げる。7日物リバースレポ取引の金利を1.70→1.50%に0.20%引き下げ、既存住宅ローンの金利を引き下げる方針も明らかにした。また、中国証券監督管理委員会は株式相場の安定化に向け、中長期資金の市場参加を支援するための政策を打ち出す方針を示している。国内の景気懸念がくすぶる中、当局は今年の経済成長目標(5.0%前後)達成のため、経済対策を強める構えだ。米株高も追い風。昨夜の米株市場では、米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が強まる中、主要指標のNYダウは史上最高値を連日更新している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中堅行の招商銀行(3968/HK)が9.0%高、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が7.4%高、中国電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(JDドットコム:9618/HK))が7.3%高と上げが目立った。
セクター別では、中国の金融が高い。上記した招商銀のほか、交通銀行(3328/HK)が5.6%、中国工商銀行(1398/HK)が4.3%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が7.8%、新華人寿保険(1336/HK)が6.8%、中信証券(6030/HK)が8.8%、中信建投証券(6066/HK)が7.6%ずつ上昇した。
中国の不動産セクターも急伸。広州富力地産(2777/HK)が13.3%高、合景泰富地産(1813/HK)が10.9%高、旭輝(884/HK)が7.5%高、中国海外発展(688/HK)が5.2%高で引けた。
新興EV(電気自動車)関連も物色される。蔚来集団(9866/HK)が8.8%高、理想汽車(2015/HK)が6.2%高、小鵬汽車(9868/HK)と浙江零ホウ科技(9863/HK)がそろって4.3%高で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比2.38%高の2814.30ポイントで前場の取引を終了した。金融株が相場をけん引。ハイテク株、消費関連株、不動産株、資源・素材株など全業種が上昇した。
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