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2024/08/23 16:36

中国大引:上海総合0.2%高で4日ぶり反発、金融株が相場けん引 無料記事

 23日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比5.60ポイント(0.20%)高の2854.37ポイントと4日ぶりに反発した。
 見直し買いが優勢となる流れ。前日までの3日続落を受け、業績や配当が安定している銘柄や、政策支援が期待できる銘柄などが物色された。中国政府は2024年下半期の重点政策として、内需を拡大する方針を示している。もっとも、上値は重い。米金融政策の見極めや、中国と西側諸国の貿易摩擦、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスなど不安材料が山積している。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 金融株が相場をけん引。興業銀行(601166/SH)が3.0%高、招商銀行(600036/SH)が2.0%高、中国工商銀行(601398/SH)が0.6%高、中国平安保険(601318/SH)が3.9%高、中国太平洋保険(601601/SH)が3.0%高、中信証券(600030/SH)が2.0%高、華泰証券(601688/SH)が1.6%高で取引を終えた。工商銀株は連日で上場来高値を更新している。また、平安保険の中間決算は7%増益。業績の安定成長が好感された。
 消費関連株もしっかり。自動車の上海汽車集団(600104/SH)が2.6%、家電の海爾智家(600690/SH)が2.7%、スーパーの永輝超市(601933/SH)が1.4%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.1%ずつ上昇した。エネルギー株、素材株、空運株なども買われている。
 半面、不動産株はさえない。京能置業(600791/SH)が1.9%安、光明地産(600708/SH)が1.7%安、金地集団(600383/SH)が1.5%安、中華企業(600675/SH)が0.8%安で引けた。半導体株、公益株、医薬株、海運株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント(0.02%)安の230.86ポイント、深センB株指数が3.30ポイント(0.31%)高の1070.55ポイントで終了した。



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