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2024/05/08 13:31

香港前場:ハンセン0.4%安で続落、上海総合も0.4%下落 無料記事

 8日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比69.17ポイント(0.37%)安の18410.20ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が27.28ポイント(0.42%)安の6499.39ポイントと続落した。売買代金は671億9050万香港ドルとなっている(7日の前場は629億4320万香港ドル)。
 様子見ムードが漂う流れ。中国ではあす9日に4月の貿易統計、11日に同月の物価統計が公表される予定だ。内容を見極めたいとするスタンスが強まっている。また、米中対立の警戒感がくすぶっていることも懸念材料だ。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国景気の持ち直し期待も根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.4%安、ビールメーカー大手の百威亜太HD(1876/HK)が4.4%安、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が4.0%安と下げが目立った。百威亜太については、1〜3月期決算の減益が嫌気されている。
 セクター別では、中国の不動産が安い。上記した龍湖集団のほか、合景泰富地産(1813/HK)が9.9%、中国奥園集団(3883/HK)が8.0%、旭輝(884/HK)が7.0%ずつ下落した。
 自動車セクターもさえない。前記した理想汽車のほか、小鵬汽車(9868/HK)が4.1%安、東風汽車集団(489/HK)が2.4%安、長城汽車(2333/HK)と中国恒大新能源汽車集団(708/HK)がそろって2.0%安で引けた。
 半面、石油・石炭セクターはしっかり。中国石油天然気(857/HK)が1.8%、中国海洋石油(883/HK)と中国石油化工(386/HK)がそろって1.2%、中国中煤能源(1898/HK)が6.2%、エン鉱能源集団(1171/HK)が4.8%、中国神華能源(1088/HK)が2.1%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%安の3134.75ポイントで前場の取引を終了した。不動産株が安い。ハイテク株、消費関連株、医薬株、素材株、インフラ関連株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。銀行株、海運株も買われた。



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