2024/07/25 13:27
香港前場:ハンセン1.4%安で3日続落、上海総合は0.4%下落
25日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比246.08ポイント(1.42%)安の17064.97ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も106.15ポイント(1.73%)安の6036.17ポイントと3日続落した。売買代金は572億240万香港ドルとなっている(24日前場は428億7660万香港ドル)。
内外環境の不透明感が投資家心理を冷やす流れ。昨夜の米株市場では、大手ハイテク企業の決算内容が嫌気され、ナスダック指数が3.6%安と大幅に続落している。また、中国財政部が24日に公表した1〜6月の国有企業業績は、前年同期比で1.9%増収、0.6%減益となり、1〜5月の3.1%増収、2.3%増益から悪化した。これまでに公表された各種の経済指標も、内需不振を印象付ける内容が多く見られている。また、来週は中央政治局会議が開催されるほか、7月31日に7月の中国PMI(国家統計局などが集計)が公表される予定。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が4.8%安、中堅行の招商銀行(3968/HK)と産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)がそろって4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、産金・非鉄が安い。上記した紫金鉱業のほか、招金鉱業(1818/HK)が7.9%、中国黄金国際資源(2099/HK)が7.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.6%、中国アルミ(2600/HK)が3.8%、江西銅業(358/HK)が3.0%ずつ下落した。
石炭・石油セクターもさえない。中国中煤能源(1898/HK)とエン鉱能源集団(1171/HK)、中国神華能源(1088/HK)がそろって2.4%安、中国石油天然気(857/HK)が3.8%安、中国海洋石油(883/HK)が3.0%安で引けた。
半導体セクターも売られる。ASMPT(522/HK)が6.9%安、華虹半導体(1347/HK)が2.8%安、上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.2%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の2889.62ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。銀行株、素材株、海運株、公益株なども売られた。半面、不動産株は高い。ハイテク株、医薬株、証券株、インフラ関連株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内外環境の不透明感が投資家心理を冷やす流れ。昨夜の米株市場では、大手ハイテク企業の決算内容が嫌気され、ナスダック指数が3.6%安と大幅に続落している。また、中国財政部が24日に公表した1〜6月の国有企業業績は、前年同期比で1.9%増収、0.6%減益となり、1〜5月の3.1%増収、2.3%増益から悪化した。これまでに公表された各種の経済指標も、内需不振を印象付ける内容が多く見られている。また、来週は中央政治局会議が開催されるほか、7月31日に7月の中国PMI(国家統計局などが集計)が公表される予定。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控えにつながっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が4.8%安、中堅行の招商銀行(3968/HK)と産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)がそろって4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、産金・非鉄が安い。上記した紫金鉱業のほか、招金鉱業(1818/HK)が7.9%、中国黄金国際資源(2099/HK)が7.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.6%、中国アルミ(2600/HK)が3.8%、江西銅業(358/HK)が3.0%ずつ下落した。
石炭・石油セクターもさえない。中国中煤能源(1898/HK)とエン鉱能源集団(1171/HK)、中国神華能源(1088/HK)がそろって2.4%安、中国石油天然気(857/HK)が3.8%安、中国海洋石油(883/HK)が3.0%安で引けた。
半導体セクターも売られる。ASMPT(522/HK)が6.9%安、華虹半導体(1347/HK)が2.8%安、上海復旦微電子集団(1385/HK)が2.2%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。
一方、本土マーケットは4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%安の2889.62ポイントで前場の取引を終了した。エネルギー株が安い。銀行株、素材株、海運株、公益株なども売られた。半面、不動産株は高い。ハイテク株、医薬株、証券株、インフラ関連株の一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。