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2024/08/06 13:34

香港前場:ハンセン0.5%高で4日ぶり反発、上海総合は0.04%上昇 無料記事

 6日前場の香港マーケットは、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比77.29ポイント(0.46%)高の16775.65ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が21.90ポイント(0.37%)高の5898.54ポイントと4日ぶりに反発した。売買代金は489億4540万香港ドルに縮小している(5日前場は608億2030万香港ドル)。
 自律反発狙いの買いが先行する流れ。ハンセン指数はこのところ連日で急落し、約3カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいた。また、米株先物が反発していることや、アジア市場で先行して始まった日本や韓国の主要株価指数が急反発していることも買い安心感につながっている。世界的な株安連鎖に対する不安もひとまず薄らいだ。ただ、上値は限定的。米中の景気懸念が依然としてくすぶる中、指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が5.9%高、翰森製薬集団(3692/HK)が4.2%高、薬明生物技術(2269/HK)が3.4%高で引けた。
 ツアーやチケット販売などの旅行関連もしっかり。復星旅遊文化集団(1992/HK)が4.3%、携程集団(9961/HK)が2.3%、同程旅行HD(780/HK)が1.7%ずつ上昇した。政策支援の動きが好感されている。国務院(内閣に相当)が3日、サービス消費の拡大を促す方針を示したことが改めて材料視された。
 農業関連セクターも物色される。アグリビジネスの超大現代農業(682/HK)が8.3%高、農機メーカー中国大手の第一トラクター(38/HK)とプランター栽培事業者の富景中国HD(2497/HK)がそろって2.0%高、カリウム肥料会社大手の米高集団HD(9879/HK)が1.4%高、窒素系肥料メーカーの中海石油化学(3983/HK)が1.1%高で前場取引を終えた。
 半面、保険・証券セクターは安い。中国太平洋保険集団(2601/HK)が10.3%、中国人寿保険(2628/HK)が2.5%、広発証券(1776/HK)が1.4%、中信証券(6030/HK)が1.2%ずつ下落した。
 一方、本土マーケットも4日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.04%高の2861.87ポイントで前場の取引を終了した。医薬株が高い。ハイテク株、エネルギー株、不動産株、素材株、軍事関連株なども買われた。半面、金融株は安い。公益株、運輸株も売られた。



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