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2024/08/06 16:39

中国大引:上海総合0.2%高で4日ぶり反発、不動産と医薬に買い 無料記事

 6日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比6.59ポイント(0.23%)高の2867.28ポイントと4日ぶりに反発した。
 自律反発狙いの買いが先行する流れ。上海総合指数はこのところ連日で急落し、約6カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国の景気テコ入れスタンスも改めて意識。不動産販売の低迷や外食産業の落ち込みなど、内需不振が続く中、当局は経済対策を強化するとの見方が広がっている。直近では、国務院(内閣に相当)が3日、サービス消費の拡大を促す方針を明らかにした。また、「当局は地方活性化への財政支援を強化する」とも伝わっている。ただ、上値は限定的。中国の内需不振に対する不安が根強いほか、中東地域の地政学リスクが高まっていることを嫌気し、指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の上げが目立つ。保利発展控股集団(600048/SH)が3.9%高、金地集団(600383/SH)が3.3%高、緑地HD(600606/SH)が2.9%高、信達地産(600657/SH)が2.5%高で引けた。
 医薬株もしっかり。華北製薬 (600812/SH)と山東魯抗医薬(600789/SH)がそろって3.5%、健康元薬業集団(600380/SH)が2.3%、薬明康徳(603259/SH)が2.1%、北京同仁堂(600085/SH)が1.7%ずつ上昇した。ハイテク株、消費関連株、インフラ関連株、軍事関連株、証券株、エネルギー株、素材株なども買われた。
 半面、銀行・保険株はさえない。中国銀行(601988/SH)と中国農業銀行(601288/SH)がそろって1.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が6.1%安、中国太平洋保険(601601/SH)が5.7%安で取引を終えた。公益株、通信株、運輸株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.47ポイント(0.64%)高の233.11ポイント、深センB株指数が0.73ポイント(0.07%)高の1091.02ポイントで終了した。



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