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2025/02/24 13:24

香港前場:ハンセン0.6%安で反落、上海総合は0.1%下落 無料記事

 週明け24日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比129.10ポイント(0.55%)安の23348.82ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が39.01ポイント(0.45%)安の8627.71ポイントと反落した。売買代金は2311億5740万香港ドルにやや拡大している(21日前場は2093億8560万香港ドル)。
 利食い売りが優勢となる流れ。先週のハンセン指数は4.0%上昇し、約3年ぶりの高値を更新していた。また、先週の米株が大幅に下落したことや、米中関係の悪化も不安視されている。ただ、下値は限定的。各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を来週(3月5日)に控え、中国の政策に対する期待感も高まっている。指数はプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品開発受託機関(CRO)など創薬支援関連の下げが目立つ。無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が9.4%安、薬明生物技術(2269/HK)が8.8%安で引けた。ほか、指数構成銘柄ではないが、薬明合聯生物技術(2268/HK)が8.5%安、康龍化成(北京)新薬技術(3759/HK)が6.3%安、来凱医薬(2105/HK)が5.2%と売られている。米国事業の先行きを不安視。トランプ米大統領は21日、先端技術や重要インフラ、医療など安全保障に関わる戦略部門への中国からの対米投資を制限するよう関係部局に指示した。
 そのほかのメディカル関連(医療機器やサービス)も安い。微創医療科学(853/HK)が5.0%、コン博医療HD(2216/HK)が2.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が1.9%、訊飛医療科技(2506/HK)が8.6%、阿里健康信息技術(241/HK)が5.1%、京東健康(6618/HK)が3.0%ずつ下落した。
 クラウド関連の銘柄も急落。万国数拠HD(9698/HK)が12.8%安、金蝶国際軟件集団(268/HK)が7.0%安、微盟集団(2013/HK)が5.6%安、金山雲HD(3896/HK)が5.0%安で前場取引を終えている。同セクターはこのところ、AI(人工知能)産業の拡大により需要が拡大するとの見方で買いが目立っていた。
 半面、本土・香港の不動産セクターは高い。融創中国HD(1918/HK)が7.9%、中国金茂HD(817/HK)が6.0%、中国海外発展(688/HK)が3.9%、新世界発展(17/HK)が6.3%、新鴻基地産発展(16/HK)が4.3%、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.1%ずつ上昇した。新世界発展は中間決算の赤字計上見通しを明らかにしたが、嫌気する売りは限定されている。
 マカオのカジノ銘柄もしっかり。金沙中国(1928/HK)が5.9%高、美高梅中国HD(2282/HK)が3.7%高、永利澳門(1128/HK)が2.8%高、新濠国際発展(200/HK)が1.5%高と値を上げた。金沙中国が報告した2024年通期決算は前年比5割増益。6期ぶりに期末配当を実施する方針を明らかにしたことが刺激材料だ。
 一方、本土マーケットは小反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.11%安の3375.29ポイントで前場取引を終了した。医薬が安い。エネルギー、ハイテク、銀行、公益、海運なども売られた。半面、不動産は高い。インフラ建設、素材、空運、食品・酒造の一角も買われた。


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