2020/03/20 16:24
中国大引:上海総合1.6%高で8日ぶり反発、銀行セクターがけん引
20日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.49ポイント(1.61%)高の2745.62ポイントと8日ぶりに反発した(上海A株指数は1.61%高の2877.16ポイント)。
自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は昨日まで7日続落し、足元では約1年1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。経済対策の期待感も高まる。複数の香港メディアが20日、外電を引用して報じたところによれば、中国政府は数兆人民元規模の景気刺激策を準備しているもようだ。消息筋によると、経済への大きな影響が予測される中、「金融政策の効果は限定的で、財政出動の強化が必要」と政府は考えているという。一段の金融緩和も期待される。人民銀金融政策委員会(人民銀の諮問機関)の馬駿委員は20日、預金準備率の引き下げ余地は大きいと発言した。
銀行株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が5.9%高、興業銀行(601166/SH)が2.6%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.8%高で引けた。朝方公表された2月分の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(事実上の貸出基準金利)が据え置かれるなか、中国民生銀行のアナリストは、LPR引き下げの効果をより十分に発揮させるには、預金基準金利を引き下げるべきとの見解を表明。利ザヤ改善が期待された。
食品飲料株も高い。調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が7.1%、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.9%ずつ上昇した。そのほか、インフラ関連株、資源・素材株、不動産株、レジャー関連株、医薬品株、運輸株なども買われている。
外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.32ポイント(1.06%)高の222.33ポイント、深センB株指数が7.15ポイント(0.87%)高の826.86ポイントで終了した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は昨日まで7日続落し、足元では約1年1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。経済対策の期待感も高まる。複数の香港メディアが20日、外電を引用して報じたところによれば、中国政府は数兆人民元規模の景気刺激策を準備しているもようだ。消息筋によると、経済への大きな影響が予測される中、「金融政策の効果は限定的で、財政出動の強化が必要」と政府は考えているという。一段の金融緩和も期待される。人民銀金融政策委員会(人民銀の諮問機関)の馬駿委員は20日、預金準備率の引き下げ余地は大きいと発言した。
銀行株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が5.9%高、興業銀行(601166/SH)が2.6%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.8%高で引けた。朝方公表された2月分の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(事実上の貸出基準金利)が据え置かれるなか、中国民生銀行のアナリストは、LPR引き下げの効果をより十分に発揮させるには、預金基準金利を引き下げるべきとの見解を表明。利ザヤ改善が期待された。
食品飲料株も高い。調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が7.1%、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.9%ずつ上昇した。そのほか、インフラ関連株、資源・素材株、不動産株、レジャー関連株、医薬品株、運輸株なども買われている。
外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.32ポイント(1.06%)高の222.33ポイント、深センB株指数が7.15ポイント(0.87%)高の826.86ポイントで終了した。
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