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2025/05/13 13:22 NEW!!

香港前場:ハンセン1.7%安で9日ぶり反落、上海総合は0.1%上昇 無料記事

 13日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比392.57ポイント(1.67%)安の23156.89ポイントと9日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が151.95ポイント(1.78%)安の8407.28ポイントと4日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は1332億4230万香港ドルとなっている(12日前場は1302億4960万香港ドル)。
 売り圧力が意識される流れ。前日はハンセン指数が3.0%高と8連騰し、3月27日以来の高値水準を回復していた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。米中関係の融和期待が高まっている。米中の閣僚級通商協議で双方が課した追加関税の大幅引き下げで合意する中、トランプ米大統領は12日、今週末に中国の習近平・国家主席と会談する可能性があると述べた。共同記者会見によると、互いに課している追加関税をそれぞれ115%引き下げる。うち24%は90日間の停止とし、今後の協議で撤廃か再引き上げか決定する予定だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が6.8%安と下げが目立った。同社が報告した3月のスマートフォン用レンズ出荷数は前年同月比16.3%減。2カ月連続のマイナス成長が売り材料視された。そのほか、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が5.7%安、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.3%安などと値を下げている。
 セクター別では、自動車が安い。蔚来集団(9866/HK)が5.6%、小鵬汽車(9868/HK)が4.6%、理想汽車(2015/HK)が4.2%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.2%ずつ下落した。
 半導体やクラウド、AI(人工知能)技術の銘柄もさえない。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が3.9%安、金山雲HD(3896/HK)が4.5%安、微盟集団(2013/HK)が4.4%安、北京第四範式智能技術(6682/HK)が3.8%安、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が2.6%安で引けた。
 半面、産金セクターはしっかり。赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が3.3%、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.9%、中国黄金国際資源(2099/HK)が2.2%、霊宝黄金(3330/HK)が2.0%ずつ上昇した。
 一方、本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%高の3371.86ポイントで前場取引を終了した。銀行が高い。エネルギー、公益、医薬、運輸なども買われた。半面、不動産は安い。消費関連、自動車、素材、軍需産業、インフラ建設、証券も売られた。


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