2025/04/17 13:29
香港前場:ハンセン1.6%高で反発、上海総合0.2%上昇 
17日前場の香港マーケットは、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比341.91ポイント(1.62%)高の21398.89ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が125.93ポイント(1.62%)高の7904.94ポイントと反発した。売買代金は1172億7740万香港ドルとなっている(16日前場は1181億2330万香港ドル)。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。米中の関税応酬が国内景気の下押し圧力になると不安視される中、政府は経済対策を強化する構えだ。商務部など9部門は16日、「サービス消費の質向上と恵民行動の2025年活動計画案」を発表。サービスの供給を拡大するほか、多様な消費シーンを創造し、消費体験を改善することで、サービス消費の発展を促す方針を明らかにした。そのほか、市場には早期の金融緩和観測もある。中国では週明け21日、実質的な政策金利となる3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が発表される予定。市場コンセンサスでは据え置きだが、一部からは引き下げの可能性も指摘されている。ただ、上値は限定的。香港市場はあす18日がグッドフライデー、週明け21日がイースターマンデーの休場を迎えるため、積極的な売買も手控えられている(本土市場は通常取引)。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の上げが目立つ。龍湖集団HD(960/HK)が6.1%高、中国海外発展(688/HK)が5.3%高、華潤置地(1109/HK)が2.1%高で引けた。
半導体や主力ネット株しっかり。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.9%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.4%、華虹半導体(1347/HK)が2.6%、阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が3.1%、騰訊HD(テンセント:700/HK)が3.0%、百度集団(9888/HK)が2.2%ずつ上昇した。
消費セクターの一角も物色される。組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が8.1%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が3.8%高、スポーツ用品の安踏体育用品(2020/HK)が3.5%高、白物家電の海信家電集団(921/HK)が3.4%高、火鍋の呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が3.2%高、酒造の華潤ビールHD(291/HK)が3.0%高、食品・飲料の統一企業中国HD(220/HK)が2.4%高で前場取引を終えた。
半面、産金株はさえない。霊宝黄金(3330/HK)が2.9%、招金鉱業(1818/HK)が2.2%、山東黄金鉱業(1787/HK)が1.0%、中国黄金国際資源(2099/HK)が0.6%ずつ下落している。同セクターはこのところ、金相場の高値更新を手がかりに買いが目立っていた。
本土マーケットは小幅ながら8日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%高の3282.82ポイントで前場取引を終了した。不動産が高い。ハイテク、素材、消費関連、インフラ関連なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、公益、海運、自動車も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。米中の関税応酬が国内景気の下押し圧力になると不安視される中、政府は経済対策を強化する構えだ。商務部など9部門は16日、「サービス消費の質向上と恵民行動の2025年活動計画案」を発表。サービスの供給を拡大するほか、多様な消費シーンを創造し、消費体験を改善することで、サービス消費の発展を促す方針を明らかにした。そのほか、市場には早期の金融緩和観測もある。中国では週明け21日、実質的な政策金利となる3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が発表される予定。市場コンセンサスでは据え置きだが、一部からは引き下げの可能性も指摘されている。ただ、上値は限定的。香港市場はあす18日がグッドフライデー、週明け21日がイースターマンデーの休場を迎えるため、積極的な売買も手控えられている(本土市場は通常取引)。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の上げが目立つ。龍湖集団HD(960/HK)が6.1%高、中国海外発展(688/HK)が5.3%高、華潤置地(1109/HK)が2.1%高で引けた。
半導体や主力ネット株しっかり。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.9%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.4%、華虹半導体(1347/HK)が2.6%、阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が3.1%、騰訊HD(テンセント:700/HK)が3.0%、百度集団(9888/HK)が2.2%ずつ上昇した。
消費セクターの一角も物色される。組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が8.1%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が3.8%高、スポーツ用品の安踏体育用品(2020/HK)が3.5%高、白物家電の海信家電集団(921/HK)が3.4%高、火鍋の呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が3.2%高、酒造の華潤ビールHD(291/HK)が3.0%高、食品・飲料の統一企業中国HD(220/HK)が2.4%高で前場取引を終えた。
半面、産金株はさえない。霊宝黄金(3330/HK)が2.9%、招金鉱業(1818/HK)が2.2%、山東黄金鉱業(1787/HK)が1.0%、中国黄金国際資源(2099/HK)が0.6%ずつ下落している。同セクターはこのところ、金相場の高値更新を手がかりに買いが目立っていた。
本土マーケットは小幅ながら8日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%高の3282.82ポイントで前場取引を終了した。不動産が高い。ハイテク、素材、消費関連、インフラ関連なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、公益、海運、自動車も売られた。
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