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2025/08/01 11:44

中国:雲南省の食用キノコ輸出60%増、上期48億円に拡大 無料記事

【亜州ビジネス編集部】雲南省の食用キノコ輸出に弾みがついている。今年上半期の海外輸出額は、前年同期比60.8%増の2億3000万人民元(約48億1000万円)規模に達した。主にラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、カンボジア、日本、韓国、フランス、イタリア、米国に出荷している。昆明税関が7月30日に報告した内容として、中国新聞網が伝えた。
 「野生菌王国」とも称される雲南省は、中国の野生食用菌資源の91%を有している。ヤマドリタケ属の牛肝菌(ポルチーニ茸)、アミガサタケ属の羊肚菌(モレル茸)などの人工栽培と大規模生産を近年実現した。外貨獲得の目玉品目に躍進している。
 デチェン・チベット族自治州シャングリラ市の雪宝農業科技有限公司では現在、真空パックの白玉菇(シメジ・マッシュルーム)12トンの出荷準備を進めている。税関検査を経てベトナムに輸出する段取りだ。同社は2024年に輸出食品原料栽培場の登録を取得。足元の海外受注は50トンを超えた。
 横断山脈(チベット高原南東部に広がる山脈の総称)に位置するデチェン・チベット族自治州は、野生食用菌の主産地のひとつ。産業規模拡大とバリューチェーン整備に伴い、同自治州では上半期のキノコ・その加工品輸出額が前年同期比336.3%増の1488万2000人民元に伸びた。


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