21日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時36分現在、主要指標の上海総合指数が前日比10.89ポイント（0.29％）高の3777.10ポイントと続伸している。
　中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。20日に公表された最優遇貸出金利「ローンプライムレート（LPR）」は予想通り3カ月連続で据え置かれたが、市場からは政策金利や預金準備率を引き下げる可能性は依然として残ると指摘された。一部では、第4四半期（10〜12月）の引き下げが予想されている。個人マネーの流入もプラス。足もとでは銀行預金が縮小し、信託や証券などに資金が移動していると伝わった。
　主要銘柄の値上がり率は、北京兆易創新科技（603986/SH）が7.4％、浙江中国小商品城集団（600415/SH）が7.0％、福耀玻璃工業集団（600660/SH）が3.9％、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が3.7％、賽力斯集団（601127/SH）が1.9％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.62ポイント（0.23％）安の268.82ポイント、深センB株指数が1.78ポイント（0.13％）安の1342.34ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。