8日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比4.89ポイント（0.13％）安の3634.77ポイントと5日ぶりに反落している。
　外部環境の不透明感が嫌気される流れ。米経済のスタグフレーション（不況下のインフレ）が改めて意識されたほか、米高関税政策が世界景気を冷やすとの不安もくすぶっている。また、上海総合指数はこのところ、約3年7カ月ぶりの高値水準を連日で切り上げていただけに、売り圧力も高まっていた。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感や、中国の景気懸念が薄らいだことなどが引き続き相場を支えている。
　主要銘柄の値下がり率は、用友網絡科技（600588/SH）が4.8％、三六零安全科技（601360/SH）が2.6％、内蒙古包鋼鋼聯（600010/SH）が2.3％、薬明康徳（603259/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.47ポイント（0.18％）安の267.10ポイント、深センB株指数が1.05ポイント（0.08％）安の1305.24ポイントで推移している。


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