化学製品メーカーの*ST大化集団大連化工(ダーファ・グループ・ダーリェン・ケミカル・インダストリー：900951/SH)は21日、今月27日付で上場廃止になると発表した。過去20営業日（2020年5月12日〜6月8日）の同社B株終値が連日で額面価格（1.00人民元）を下回ったことから、上海証券取引所の上場規則に基づき、上場廃止となる。
　同社はソーダ灰（炭酸ナトリウム）、工業用塩化アンモニウム、水酸化ナトリウム、農業用塩化アンモニウムを主力とする。うち主力のソーダ灰の年産能力は80万トンと国内トップレベル。筆頭株主の大化集団が97年、傘下のアルカリ工場を再編して設立。アンモニア、スチーム、水、電力など原料・動力の約4割は筆頭株主から購入し、輸出は親会社の傘下企業を通じて行う。


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