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2025/02/10 11:02

本土株:上海総合は0.2%高で3日続伸、深センB株は0.3%高 無料記事

 週明け10日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時33分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比7.28ポイント(0.22%)高の3310.94ポイントと3日続伸している。
 人工知能(AI)産業拡大の期待感が続く流れ。浙江省杭州市のスタートアップ企業、杭州深度求索人工智能基礎技術研究有限公司(DeepSeek)が低コスト、かつ高性能の生成AIを開発したことが引き続き材料視されている。
 ただ、上値は重い。米中の関税応酬が警戒されている。トランプ米大統領は7日、貿易相手国と同様の関税を課す「相互関税」の導入計画を近く公表する予定だと述べた。そのほかトランプ氏は9日、米国に輸入される全ての鉄鋼・アルミ製品に25%の関税を課すと明らかにしている。また、中国政府は10日、トランプ政権が先ごろ課した追加関税の報復措置として、米国から輸入する石油や液化天然ガス(LNG)などに最大15%の追加関税を発動する予定だ。
 通信株に買いが先行。中国聯通(600050/SH)が5.4%高、中国電信(601728/SH)が4.1%高、中国移動(600941/SH)が1.5%高で推移している。通信キャリア3社はDeepSeekが開発したAIを全面的に導入すると伝わり、投資家の注目を集めている。ほか、主要銘柄の値上がり率は、上海汽車集団(600104/SH)が2.8%、国泰君安証券(601211/SH)が2.0%、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.9%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント(0.10%)安の266.99ポイント、深センB株指数が2.99ポイント(0.25%)高の1210.26ポイントで推移している。


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