2025/11/18 13:45
香港前場:ハンセン1.5%安で3日続落、上海総合は0.6%下落 
18日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比387.08ポイント(1.47%)安の25997.20ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が122.26ポイント(1.31%)安の9206.14ポイントと3日続落した。売買代金は1344億9850万香港ドルにやや拡大している(17日前場は1184億6820万香港ドル)。
米株安が嫌気される流れ。17日の米株市場では、米追加利下げの期待が後退する中、主要指標のNYダウが前営業日比1.2%安と3日続落した。米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長が17日、政策金利は中立的な水準に近づいているとして、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに慎重スタンスを示した。FRB高官からはこのところ、金融緩和について慎重な見方が相次いでいる。中国経済の鈍化懸念もマイナス。先週までにほぼ出揃った中国の月次経済統計は、内需の弱さを改めて浮き彫りにする内容だった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が5.3%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ:992/HK)が4.5%安、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が4.0%安と下げが目立った。中国宏橋については、増資計画が嫌気されている。
セクター別では、新興EV(電気自動車)が安い。小鵬汽車(9868/HK)が9.7%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.4%、理想汽車(2015/HK)が3.3%、蔚来集団(9866/HK)が3.2%ずつ下落した。小鵬汽車が17日発表した7〜9月期決算は売上高が前年同期比で約2倍と市場予想通り堅調だったが、10〜12月期の売上高見通しは予想を下回っている。高成長の期待が後退し、失望売りが先行した。そのほか、ライダー(LiDAR)や自動運転システムなどスマートドライブ関連も急落。禾賽科技(2525/HK)が7.5%安、小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が4.2%安、文遠知行(800/HK)が5.1%安と値を下げた。
非鉄・産金セクターも売られる。中国宏橋のほか、新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.5%安、江西銅業(358/HK)が3.4%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.1%安、霊宝黄金(3330/HK)が6.9%安、招金鉱業(1818/HK)が3.9%安、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.7%安で引けた。
半面、半導体セクターの一角は物色される。華虹半導体(1347/HK)が4.3%、黒芝麻智能科技(2533/HK)が2.0%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.5%ずつ上昇した。
本土マーケットも3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.56%安の3949.83ポイントで前場の取引を終了した。不動産が安い。素材、インフラ関連、自動車、エネルギー、公益、運輸、銀行・保険なども売られた。半面、ハイテクは高い。証券や通信・メディアの一角も買われた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米株安が嫌気される流れ。17日の米株市場では、米追加利下げの期待が後退する中、主要指標のNYダウが前営業日比1.2%安と3日続落した。米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長が17日、政策金利は中立的な水準に近づいているとして、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに慎重スタンスを示した。FRB高官からはこのところ、金融緩和について慎重な見方が相次いでいる。中国経済の鈍化懸念もマイナス。先週までにほぼ出揃った中国の月次経済統計は、内需の弱さを改めて浮き彫りにする内容だった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が5.3%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ:992/HK)が4.5%安、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が4.0%安と下げが目立った。中国宏橋については、増資計画が嫌気されている。
セクター別では、新興EV(電気自動車)が安い。小鵬汽車(9868/HK)が9.7%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.4%、理想汽車(2015/HK)が3.3%、蔚来集団(9866/HK)が3.2%ずつ下落した。小鵬汽車が17日発表した7〜9月期決算は売上高が前年同期比で約2倍と市場予想通り堅調だったが、10〜12月期の売上高見通しは予想を下回っている。高成長の期待が後退し、失望売りが先行した。そのほか、ライダー(LiDAR)や自動運転システムなどスマートドライブ関連も急落。禾賽科技(2525/HK)が7.5%安、小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が4.2%安、文遠知行(800/HK)が5.1%安と値を下げた。
非鉄・産金セクターも売られる。中国宏橋のほか、新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.5%安、江西銅業(358/HK)が3.4%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.1%安、霊宝黄金(3330/HK)が6.9%安、招金鉱業(1818/HK)が3.9%安、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.7%安で引けた。
半面、半導体セクターの一角は物色される。華虹半導体(1347/HK)が4.3%、黒芝麻智能科技(2533/HK)が2.0%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.5%ずつ上昇した。
本土マーケットも3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.56%安の3949.83ポイントで前場の取引を終了した。不動産が安い。素材、インフラ関連、自動車、エネルギー、公益、運輸、銀行・保険なども売られた。半面、ハイテクは高い。証券や通信・メディアの一角も買われた。
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