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2025/12/10 10:48

香港株:続落、ハンセンは138ポイント安 無料記事

ハンセン指数           25296.29  -137.94 -0.54%
中国本土株指数(旧H株指数) 8883.54 -52.87 -0.59%
H科技(テック)指数       5513.27 -41.41 -0.75%

 10日の香港マーケットは、日本時間の午前10時41分現在、主要指標のハンセン指数が3日続落している。投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国の景気不安がくすぶっているほか、米金融政策を見極めたいとするスタンスも強まっている。米連邦準備理事会(FRB)は10日(日本時間11日未明)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を公表する予定。0.25%の追加利下げが予想されているが、注目は2026年以降の金融政策動向だ。パウエルFRB議長の会見や、メンバーによる政策金利見通しに注目が集まる。前回のFOMCでは、メンバーの一部が利下げに慎重な判断をした。
 一方、寄り付き直後に公表された11月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でプラス0.7%で着地。上昇率は市場予想と一致し、前月実績(プラス0.2%)を上回った。一方、生産者物価指数(PPI)はマイナス2.2%となり、前月実績(マイナス2.1%)と市場予想(マイナス2.0%)を上回る下落率。デフレ脱却にはなお時間がかかりそうだ。中国ではこのところ、内需の弱さを示す月次経済統計の公表が相次いでいる。
 主要銘柄の値下がり率は、信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が2.9%、比亜迪電子(国際)(BYDエレクトロニック(インターナショナル):285/HK)が2.1%、無錫薬明康徳新薬開発(ウーシー・アプテック:2359/HK)が2.1%、東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が2.1%、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が1.9%など。


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