2025/09/04 13:31 NEW!!
香港前場:ハンセン1.2%安で3日続落、上海総合2.0%下落 
4日前場の香港マーケットは、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比305.70ポイント(1.21%)安の25037.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が127.63ポイント(1.41%)安の8922.39ポイントと3日続落した。売買代金は1692億5270万香港ドルとなっている(3日前場は1520億1760万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国では来週、8日に8月の貿易統計、10日に物価統計が公表されるほか、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議が8〜12日に北京で開催される見通しだ。米中の通商対立も不安材料。中国商務部は3日、米国が対中輸出する一部の光ファイバー製品について、反ダンピング関税を新たに課すと発表した。トランプ米政権が先ごろ、中国に対する半導体規制を強化したことの報復だとの見方もある。
ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強いほか、米利下げ観測も好材料だ。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は3日、金融当局は今月から利下げを再開し、今後、複数回の利下げが必要だとの考えを示している。香港の各指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が7.0%安、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が6.3%安、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が6.2%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が7.6%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が6.7%、晶門半導体(2878/HK)が6.3%、華虹半導体(1347/HK)が6.0%ずつ下落した。
非鉄・産金セクターも急落。中国宏橋のほか、中国アルミ(2600/HK)が7.5%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.7%安、霊宝黄金(3330/HK)が7.6%安、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が6.3%安と値を下げた。
自動車セクターもさえない。中升集団のほか、メーカーの蔚来集団(9866/HK)が6.3%安、小鵬汽車(9868/HK)が3.1%安、広州汽車集団(2238/HK)が2.7%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.6%安で引けた。
半面、リチウムや動力電池の関連銘柄は物色される。中創新航科技(CALB:3931/HK)が13.6%高、天斉リ業(9696/HK)が2.7%高、江西カン鋒リ業集団(1772/HK)が1.7%高で前場取引を終えた。
本土マーケットも3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.97%安の3738.32ポイントで前場の取引を終了した。ほぼ全業種が下落。ハイテク、医薬、資源・素材、軍需産業、消費関連などの下げが目立った。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国では来週、8日に8月の貿易統計、10日に物価統計が公表されるほか、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議が8〜12日に北京で開催される見通しだ。米中の通商対立も不安材料。中国商務部は3日、米国が対中輸出する一部の光ファイバー製品について、反ダンピング関税を新たに課すと発表した。トランプ米政権が先ごろ、中国に対する半導体規制を強化したことの報復だとの見方もある。
ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強いほか、米利下げ観測も好材料だ。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は3日、金融当局は今月から利下げを再開し、今後、複数回の利下げが必要だとの考えを示している。香港の各指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が7.0%安、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が6.3%安、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が6.2%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が7.6%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が6.7%、晶門半導体(2878/HK)が6.3%、華虹半導体(1347/HK)が6.0%ずつ下落した。
非鉄・産金セクターも急落。中国宏橋のほか、中国アルミ(2600/HK)が7.5%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.7%安、霊宝黄金(3330/HK)が7.6%安、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が6.3%安と値を下げた。
自動車セクターもさえない。中升集団のほか、メーカーの蔚来集団(9866/HK)が6.3%安、小鵬汽車(9868/HK)が3.1%安、広州汽車集団(2238/HK)が2.7%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.6%安で引けた。
半面、リチウムや動力電池の関連銘柄は物色される。中創新航科技(CALB:3931/HK)が13.6%高、天斉リ業(9696/HK)が2.7%高、江西カン鋒リ業集団(1772/HK)が1.7%高で前場取引を終えた。
本土マーケットも3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.97%安の3738.32ポイントで前場の取引を終了した。ほぼ全業種が下落。ハイテク、医薬、資源・素材、軍需産業、消費関連などの下げが目立った。
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