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2025/10/09 16:54

中国大引:上海総合1.3%高で3日続伸、産金・非鉄に買い 無料記事

 大型連休(1〜8日)明け9日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比51.20ポイント(1.32%)高の3933.97ポイントと3日続伸した。2015年8月以来、およそ10年2カ月ぶりの高値水準を回復している。
 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国共産党は今月20〜23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画(2026〜30年)について議論する。ただ、上値は限定的。様子見ムードも漂っている。中国では来週にかけ、9月の重要経済指標の発表が相次ぐ。13日に貿易統計、15日に物価統計、金融統計も15日までに予定されている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、産金や非鉄・レアアースの上げが目立つ。紫金鉱業集団(601899/SH)や山東黄金(600547/SH)、江西銅業(600362/SH)、洛陽モリブデン(603993/SH)、中国北方稀土(600111/SH)などが10.0%(ストップ)高で取引を終えた。
 発電設備やゼネコンなどインフラ関連株も急伸。上海電気集団(601727/SH)と特変電工(600089/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、中国中鉄(601390/SH)が5.4%高、中国交通建設(601800/SH)が2.3%高で引けた。
 ハイテク株も高い。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が6.6%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.7%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.7%、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.3%ずつ上昇した。エネルギー株、公益株、建材・鉄鋼株、金融株の一角なども買われている。
 半面、不動産株はさえない。新城控股集団(601155/SH)が5.7%、万業企業(600641/SH)が4.1%、信達地産(600657/SH)が2.0%、中華企業(600675/SH)が1.4%ずつ下落した。消費関連株、自動車株、医薬株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.25%)安の260.79ポイント、深センB株指数が3.13ポイント(0.23%)高の1354.15ポイントで終了した。



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