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2026/03/11 17:43 NEW!!

香港大引:ハンセン0.2%安で反落、自動車セクターは急伸 無料記事

 11日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比61.14ポイント(0.24%)安の25898.76ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が5.74ポイント(0.07%)安の8704.52ポイントと反落した。売買代金は2544億8130万香港ドル(約5兆1405億円)に縮小している(10日は3309億2870万香港ドル)。
 中東情勢を巡る不透明感が重し。イランの外交当事者は海外メディアのインタビューで、「イラン政府は米国との長期戦に備えている」と警告した。また、米メディアは10日、「オイルロード」要衝のホルムズ海峡にイラン軍が機雷を敷設し始めていると報じている。米国・イスラエルとイランの戦争が長期化するとの見方が強まり、、世界経済の混乱も危惧された。中国経済の持ち直し期待なので買い先行したものの、上値は重く、指数は引けにかけてマイナス圏に沈んでいる。
 一方、中国ではあす12日、今年からスタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)の要綱を審議する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕する。経済対策に対する期待感は根強いが、政策動向を見極めたいとするムードも漂った。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が3.8%安、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.6%安、香港不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.1%安と下げが目立った。
 セクター別では、医薬が安い。百済神州(6160/HK)が2.6%、康希諾生物(6185/HK)が2.3%、石薬集団(1093/HK)が2.2%、信達生物製薬(1801/HK)が1.7%ずつ下落した。
 半導体や人工知能(AI)技術の銘柄群も急落。上海復旦微電子集団(1385/HK)が5.9%安、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が4.8%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が6.5%安、北京智譜華章科技(2513/HK)が6.1%安で引けた。
 半面、自動車セクターは高い。蔚来集団(9866/HK)が14.1%、吉利汽車HD(175/HK)が8.2%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.4%、小鵬汽車(9868/HK)が3.9%ずつ上昇した。新興EV(電気自動車)メーカーの蔚来については、10〜12月期決算が予想を上回る増収となり、損益が赤字予想に反し黒字となったことや1〜3月売上高見通しが前年同期比で倍増したことなどが刺激材料となっている。
 石油・石炭セクターもしっかり。中国石油天然気(857/HK)が2.3%高、中海油田服務(2883/HK)が1.6%高、中国中煤能源(1898/HK)が5.9%高、中国神華能源(1088/HK)が4.6%高と値を上げた。原油高が追い風。NY原油先物は11日の時間外取引で、再び騰勢を強めている。
 本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.25%高の4133.43ポイントで取引を終了した。石炭・石油が高い。発電、金融、海運、自動車、素材なども買われた。半面、ハイテクは安い。医薬、酒造、空運も売られた。


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