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2026/03/11 13:34 NEW!!

香港前場:ハンセン0.1%高で続伸、上海総合も0.1%上昇 無料記事

 11日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比21.87ポイント(0.08%)高の25981.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が14.38ポイント(0.17%)高の8724.64ポイントと続伸した。売買代金は1474億9120万香港ドルに縮小している(10日前場は1720億710万香港ドル)。
 前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の景気持ち直し期待などが支えとなっている。10日に公表された1〜2月の貿易統計では、米ドル建て輸出が前年同期比21.8%増(予想は7.2%増)、輸入が19.8%増(予想は7.0%増)で着地している。そのほか、原油相場高騰の警戒感が薄れたこともプラス。米・イスラエルとイランの戦争が長期化すると不安視される中、外電は11日、「国際エネルギー機関(IEA)が過去最大規模の石油備蓄放出を提案した」などと報じた。
 ただ、上値は重い。原油相場は落ち着きつつあるが、中東情勢を巡る不透明感は依然としてくすぶっている。イランの外交当事者は海外メディアのインタビューで、「イラン政府は米国との長期戦に備えている」と警告した。また、米メディアは10日、「オイルロード」要衝のホルムズ海峡にイラン軍が機雷を敷設し始めていると報じている。
 一方、中国ではあす12日、今年からスタートする第15次5カ年計画(2026〜30年)の要綱を審議する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕する。経済対策に対する期待感は根強いが、政策動向を見極めたいとするムードも漂った。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が8.6%高、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が8.4%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が4.9%高と上げが目立った。CATLは好決算が引き続き手がかり。同社が10日報告した通期決算は、事前予想を上回る42%増益を達成した。
 セクター別では、自動車関連が高い。吉利汽車やCATLのほか、蔚来集団(9866/HK)が16.1%、小鵬汽車(9868/HK)が5.6%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.8%ずつ上昇した。新興EV(電気自動車)メーカーの蔚来については、10〜12月期決算が予想を上回る増収となり、損益が赤字予想に反し黒字となった事や1〜3月の売上高見通しが前年から倍増したことなどが刺激材料となっている。
 半面、人工知能(AI)技術の銘柄群は安い。滴普科技(1384/HK)が6.7%、雲知声智能科技(9678/HK)が2.5%、商湯集団(センスタイム:20/HK)が1.7%、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が1.6%ずつ下落した。同セクターはこのところ、AIブームが今年も盛り上がるとの見方で買いが目立っていたが、この日は利益確定の売りにおされている。
 本土マーケットも続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.05%高の4125.32ポイントで前場の取引を終了した。金融が高い。不動産、発電・電設、自動車、海運なども買われた。半面、宇宙・軍需産業は安い。資源・素材、医薬、半導体、空運も売られた。


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