4日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.26ポイント（0.06％）高の3978.78ポイントと続伸している。
　中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国景況感が悪化する中、当局は今年の経済成長率目標「5.0％前後」達成のため、景気対策を強化するとの観測が広まっている。市場関係者の間からは、年内に政策金利や預金準備率が引き下げられるとの声も聞かれた。ただ、上値は限定的。中国の経済動向を見極めたいとするスタンスが重しとなっている。中国では今週も10月経済指標の公表が相次ぐ。あす5日は民間が集計するRatingDog中国サービス業PMI、7日は同月の貿易統計、9日は物価統計などだ。
　主要銘柄の値上がり率は、内蒙古包鋼鋼聯（600010/SH）が4.5％、江蘇長電科技（600584/SH）が4.2％、曙光信息産業（603019/SH）が1.6％、招商銀行（600036/SH）が1.3％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.03ポイント（0.01％）安の260.70ポイント、深センB株指数が1.38ポイント（0.10％）安の1314.62ポイントで推移している。


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