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2025/09/10 11:01 NEW!!

本土株:上海総合は0.1%高で反発、上海B株は0.1%安 無料記事

 10日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時39分現在、主要指標の上海総合指数が前日比2.58ポイント(0.07%)高の3809.87ポイントと反発している。
 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。中国当局はこのところ、不動産支援や消費刺激、「内巻」(過当競争)是正など景気対策を相次ぎ打ち出している。また、8日に始まった全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会会議の決定内容については、最終日(12日)に国営メディアが詳細を報じるのが通例。経済対策に対する期待も高まる状況だ。
 ただ、上値は限定的。当局が相場過熱を防ぐため、空売り規制の撤廃など規制措置を打ち出すとの見方が一部で広がっている。一方、寄り付き直後に発表された8月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でマイナス0.4%と前月の横ばいから下落に転じた。生産者物価指数(PPI)はマイナス2.9%と下落率は前月(3.3%)から縮小したものの、マイナス傾向が続いている。デフレ改善の兆しが見られなかったことも重しとなった。
 主要銘柄の値上がり率は、富士康工業互聯網(601138/SH)が7.5%、広東生益科技(600183/SH)が4.9%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が4.7%、中航瀋飛(600760/SH)が3.6%、曙光信息産業(603019/SH)が3.4%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.22ポイント(0.08%)安の262.43ポイント、深センB株指数が2.17ポイント(0.16%)安の1354.01ポイントで推移している。


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