週明け29日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比3.63ポイント（0.09％）高の3967.31ポイントと小幅ながら9日続伸している。
　先週の好地合いを継ぐ流れ。中国の対策に対する期待感が支えだ。中国経済を巡る不透明感がくすぶる中、当局は経済対策を重視するスタンスを継続している。中国財政部は28日、週末に開いた全国財政工作会議の発表資料を公開し、「より積極的な財政政策を実施する方針」を改めて示した。
　ただ、上値は限定的。上海総合指数はこのところの連騰で、約1カ月半ぶりの高値水準を付けているだけに、売り圧力も意識されている。また、31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが公表されることも気がかり材料だ。
　主要銘柄の値上がり率は、江西銅業（600362/SH）が5.2％、富士康工業互聯網（601138/SH）が3.7％、中国国際航空（601111/SH）が3.7％、中国太平洋保険（601601/SH）が1.4％、中国石油化工（600028/SH）が1.2％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.34ポイント（0.13％）高の253.21ポイント、深センB株指数が0.88ポイント（0.07％）高の1266.18ポイントで推移している。


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