2025/12/12 17:55 NEW!!
香港大引:ハンセン1.8%高で反発、AI関連に買い 
12日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比446.28ポイント(1.75%)高の25976.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が145.07ポイント(1.62%)高の9079.35ポイントと反発した。売買代金は2426億5690万香港ドル(約4兆8531億円)に拡大している(11日は1824億7710万香港ドル)。
中国の景気対策が投資家心理を上向かせる流れ。2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が10〜11日に開催され、金融と財政で景気を支援する方針が決定された。一連の報道によると、積極的な財政出動を約束し、金利や預金準備率の引き下げなどが示唆され、必要な財政赤字も維持される。会議では26年の重要任務として、「内需主導を堅持し、強大な国内市場を構築する」を1番目に挙げた。続いて「イノベーション主導を堅持し、新たな成長エンジンの育成・強化を加速させる」を列挙している。また、米金融緩和が米景気を改善させるとの期待が続き、昨夜の米株市場で主要指標のNYダウが約1カ月ぶりに史上最高値を更新したことも買い安心感につながった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が5.5%高、インフラ投資会社の長江基建集団(1038/HK)が4.5%高、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が4.4%高と上げが目立った。
セクター別では、AI(人工知能)関連が高い。AI技術の北京第四範式智能技術(6682/HK)が5.8%、商湯集団(センスタイム:20/HK)が4.7%、クラウドの金山雲(3896/HK)が3.6%、微盟集団(2013/HK)が3.2%ずつ上昇した。中央経済工作会議で「AI+」の深化・拡大方針などが盛り込まれたことを材料視している。
そのほか、AIデータセンター向け電力需要の急拡大を背景に、電力設備の東方電気(1072/HK)が13.6%高、ハルビン電気(1133/HK)が11.4%高、上海電気集団(2727/HK)が8.7%高と値を上げた。
自動運転やライダー(LiDAR)などスマートドライブ関連の銘柄も物色される。知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が7.2%高、小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が5.0%高、深セン佑駕創新科技(2431/HK)が2.9%高、図達通(2665/HK)が12.4%高、速騰聚創科技(2498/HK)が4.7%高、禾賽科技(2525/HK)が3.7%高で取引を終えた。
ゼネコンや建材のインフラ建設セクターもしっかり。中国建築国際集団(3311/HK)が4.1%高、中国中鉄(390/HK)が3.2%高、中国交通建設(1800/HK)が3.0%高、華新建材集団(6655/HK)が4.4%高、中国西部水泥(2233/HK)が3.1%高で引けた。
本土マーケットは4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3889.35ポイントで取引を終了した。電設が高い。ハイテク、産金・非鉄、公益、消費、自動車、医薬、保険・証券なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、海運、不動産も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国の景気対策が投資家心理を上向かせる流れ。2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が10〜11日に開催され、金融と財政で景気を支援する方針が決定された。一連の報道によると、積極的な財政出動を約束し、金利や預金準備率の引き下げなどが示唆され、必要な財政赤字も維持される。会議では26年の重要任務として、「内需主導を堅持し、強大な国内市場を構築する」を1番目に挙げた。続いて「イノベーション主導を堅持し、新たな成長エンジンの育成・強化を加速させる」を列挙している。また、米金融緩和が米景気を改善させるとの期待が続き、昨夜の米株市場で主要指標のNYダウが約1カ月ぶりに史上最高値を更新したことも買い安心感につながった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が5.5%高、インフラ投資会社の長江基建集団(1038/HK)が4.5%高、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が4.4%高と上げが目立った。
セクター別では、AI(人工知能)関連が高い。AI技術の北京第四範式智能技術(6682/HK)が5.8%、商湯集団(センスタイム:20/HK)が4.7%、クラウドの金山雲(3896/HK)が3.6%、微盟集団(2013/HK)が3.2%ずつ上昇した。中央経済工作会議で「AI+」の深化・拡大方針などが盛り込まれたことを材料視している。
そのほか、AIデータセンター向け電力需要の急拡大を背景に、電力設備の東方電気(1072/HK)が13.6%高、ハルビン電気(1133/HK)が11.4%高、上海電気集団(2727/HK)が8.7%高と値を上げた。
自動運転やライダー(LiDAR)などスマートドライブ関連の銘柄も物色される。知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が7.2%高、小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が5.0%高、深セン佑駕創新科技(2431/HK)が2.9%高、図達通(2665/HK)が12.4%高、速騰聚創科技(2498/HK)が4.7%高、禾賽科技(2525/HK)が3.7%高で取引を終えた。
ゼネコンや建材のインフラ建設セクターもしっかり。中国建築国際集団(3311/HK)が4.1%高、中国中鉄(390/HK)が3.2%高、中国交通建設(1800/HK)が3.0%高、華新建材集団(6655/HK)が4.4%高、中国西部水泥(2233/HK)が3.1%高で引けた。
本土マーケットは4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.41%高の3889.35ポイントで取引を終了した。電設が高い。ハイテク、産金・非鉄、公益、消費、自動車、医薬、保険・証券なども買われた。半面、銀行は安い。エネルギー、海運、不動産も売られた。
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